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53歳。名古屋大学卒。好きな女性から「気持ち悪い」。心をえぐられました~おみおじリポート(142)~

大宮冬洋フリーライター
愛知県で独立開業している司法書士。傷心を乗り越えて本気の婚活中です。(本人提供)

人の話をじっくり聞いて、細かい書類を隙なく作成する仕事。自信があります

※2023年4月7日追記。沢谷さんは半年間の受けオネット期間を終了し、自動退会日を迎えました。今、最後のお見合いを調整中です。彼の幸せを祈りつつ見送りたいと思います。

 こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさん活動(略称:おみおじ)」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。僕の読者(この記事を読んでいるあなたも該当します)で「そろそろ結婚したい」という人をオネット(大宮ネットワーク)にお迎えし、良縁を結ぶことをお手伝い中です。本連載ではその活動の一端をレポートしています。オネット会員の種類(受けor攻め)と募集についてはこちらをご覧ください。

 トラウマやコンプレックスを抱えていない人はいないと思います。肝心なのは、それらを少しずつでも克服していくことです。「自分は完璧な人間なんだ」と思い込むという意味ではありません。「弱点もあるけれどそれが得も言われぬ魅力だったりする。悲観することはない」と自分を慰めつつ、改善できることは改善することです。容姿にコンプレックスがある人は、美容整形まではしなくてもいいので、ダイエットをして身だしなみを整えるぐらいの努力はするべきでしょう。その過程で自然と自信を持てるようになったりします。

 愛知県で司法書士として開業している沢谷正治さん(仮名、53歳)はとぼけたような口調ながらも丁寧かつ謙虚な人柄。辛抱強い性格を自覚していて、「様々な人の話をじっくり聞いて、細かい書類を作成し、隙のない不動産登記をすることには自信がある」とのこと。カッコイイですね! そんな沢谷さんにも軽いトラウマがあります。

沢谷さん愛用の仕事道具。不動産に関わる法律や制度を熟知して、きっちり働いている男性です。(本人提供)
沢谷さん愛用の仕事道具。不動産に関わる法律や制度を熟知して、きっちり働いている男性です。(本人提供)

一方的に話しまくって嫌われていた自分。このままではダメだと少しずつ直してきました

「こういう場でお話しするのはちょっと恥ずかしいのですが、私は中学生時代に思いを寄せていた女性から『気持ち悪いヤツ』と言われてしまった経験があります。心をえぐられるような出来事でした。あれ以来、『いい人だな』と思った女性にも最後の一歩を踏み込みにくくなっている気がします。40年も前の出来事なので今さら気にする必要はないと思っているのですが……」

 子どもって残酷ですからね。その女の子(当時)も仲間の手前でそのように言わざるを得なかったのかもしれません。大人になった今だったら、沢谷さんに別の言葉をかけてくれたと思います。いずれにせよ、沢谷さんは対人コミュニケーションに苦手意識を持つようになってしまったようです。

「人のお話を聞くのが仕事になっているのですが、プライベートでは相手の気持ちを察することができないのが自分の短所だと思っています。だから女性にモテないのかな、と悩んだこともありました」

 短所を自覚するからこそ、自分の人格を磨くこともできます。沢谷さんは名古屋大学法学部卒という愛知県内最高峰の学歴を鼻にかけたりはしません。常に謙虚に内省しています。

「文化や社会を論じることが好きな私ですが、日常の世間話ももちろん好きです。どちらかと言えば、相手の話を聞くほうが楽しいですね。美味しいお酒や食事があれば最高です。初対面の方でも『こういうお人柄で、こんな考えをお持ちなのだろう』と想像をしながらお話を聞いています。でも、20代の頃までは『オレ、こんなことを知っているんだぜ』という態度で一方的に話しまくっていたようです。人づてに『あいつは話を聞かないからつまらん』と言われているのを知ったりして、このままではダメだと少しずつ直すようになりました」

合唱も趣味の一つ。良き仲間に囲まれると、ネクタイが曲がるほど一心不乱に歌い始めます。(本人提供)
合唱も趣味の一つ。良き仲間に囲まれると、ネクタイが曲がるほど一心不乱に歌い始めます。(本人提供)

思いやりがない? その気がない相手にそっけない態度を取るのは当然です

 愛知県内の実家で開業して16年目だという沢谷さん。主な仕事は相続に伴う不動産登記です。最近、仕事では脂がのってきたと自信を深めています。結婚したいという気持ちはありますが、ちゃんと婚活するのは久しぶりのようです。

「40代半ばの頃、結婚相談所に2年間ほど入っていたことがあります。お見合いや仮交際もしました。私は相手の容姿や年齢についてとやかく言わないほうだと思いますが、思いやりのない様子だったりすると『10年20年は付き合っていけない』と感じてしまいます」

 沢村さんの話をここまで黙って聞いていたマチコ先生が口を開きました。ちょっと厳しめのアドバイスがあるようです。

「その女性は思いやりがないのではなく、沢谷さんに対してその気がなかったのだと思います。そっけない態度になるのは当然です。はっきり言って、今の沢谷さんは結婚30年目のお父さんっぽい見た目をしています。婚活と言っても恋愛感情は必要なので、女性から性的な対象として見られなければ何も始まりません。メガネ、服装、髪型をすべて変えてください。もう一度言いますが、相手の女性にその気になってもらうことが婚活の大前提です!」

 Zoom画面の前でびっくりした表情を浮かべる沢谷さん。今までこのような直言を受けたことはなかったのでしょう。少し考えた後、自分の外見を変える決意をしてくれました。ただし、沢谷さんは「男性でも利用できる美容院はあるのでしょうか」というレベルなので、愛知県内で僕が親しくしているパーソナルスタイリストを紹介することに。人柄はやたらにいい沢谷さん、変身したらすぐにでも紹介したい女性がいますよ!

トップ画像とこちらの画像は変身済みのものをプロカメラマンが撮ってくれました。パーソナルスタイリストさんによれば、沢谷さんはイエローベースの温かみがある色がお似合いとのこと。確かに!(本人提供)
トップ画像とこちらの画像は変身済みのものをプロカメラマンが撮ってくれました。パーソナルスタイリストさんによれば、沢谷さんはイエローベースの温かみがある色がお似合いとのこと。確かに!(本人提供)

※文中の受けオネット会員は仮名です。沢谷さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方(=攻めオネット会員になりたい方)はこちらをご覧ください。

フリーライター

僕は1976年生まれ。40代です。燦然と輝く「中年の星」にはなれなくても、年齢を重ねてずる賢くなっただけの「中年の屑」と化すことは避けたいな。自分も周囲も一緒にキラリと光り、人に喜んでもらえる生き方を模索するべきですよね。世間という広大な夜空を彩る「中年の星屑たち」になるためのニュースコラムを発信します。著書は『人は死ぬまで結婚できる』(講談社+α新書)など。連載「晩婚さんいらっしゃい!」により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。コラムやイベント情報が読める無料メルマガ配信ご希望の方は僕のホームページをご覧ください。(「ポスト中年の主張」から2017年3月に改題)

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