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42歳。生粋のスポーツマン。六甲山の近くで一緒に住める女性と結婚したい~おみおじリポート(60)~

大宮冬洋フリーライター
大阪の卸問屋で勤務中の酒井さん。最近の趣味はマラソンです。(本人提供)

いい意味で「お坊ちゃん感」がある男性。くみしやすい点で結婚向きです

※2021年6月23日追記。酒井さんはオネット活動開始から半年が経過し、自動退会となりました。酒井さんは現在、攻めオネット会員女性との仮交際中です。彼の成婚を一緒に願っていただけると幸いです。

 こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさん活動(略称:おみおじ)」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。僕の読者(この記事を読んでいるあなたも該当します)で「そろそろ結婚したい」という人をオネット(大宮ネットワーク)にお迎えし、良縁を結ぶことをお手伝い中です。本連載ではその活動の一端をレポートしています。オネット会員の種類(受けor攻め)と募集についてはこちらの図解をご覧ください。

 世の中にはいい意味で「お坊ちゃん感」がある男性がいますよね。必ずしもお金持ちではなく、意外と苦労人だったりもします。でも、幼い頃に周囲の大人たちからたっぷりと愛情を与えられたせいなのか、おっとりとしていて優しげで話しかけやすそうな雰囲気なのです。

 兵庫県の高級住宅地に住んでいる酒井聡さん(仮名、42歳)は、中高大といわゆるお坊ちゃん系の私立校で育ちました。それを知っているマラソン仲間からは「ぼん」なんていうあだ名をつけられています。

「お金持ちのお坊ちゃんではないのに……。でも、呼びやすいならいいかな、と最近は愛着がわいてきています」

 呼びやすいならいいな、と受け入れちゃうあたりがいいですよね。言葉は悪いけれど、「くみしやすい」タイプの男性です。中学校から大学まで超体育会系の卓球部に所属して、礼儀正しさや立ち振る舞いを叩きこまれているのも影響しているのでしょう。だからこそ親しみを込めて「ぼん」なのですよ。しっかりした愛情深い女性と結婚すればきっと幸せになれると思います。

山の中でのマラソントレーニングでは、サツマイモご飯を作って仲間と楽しみました。(本人提供)
山の中でのマラソントレーニングでは、サツマイモご飯を作って仲間と楽しみました。(本人提供)

母と2人暮らしですが、結婚したら独立して住むつもりです

 大学卒業後は2年間だけ東京に住んでいたという酒井さん。父親が他界したので実家に戻りました。

「祖母と母だけで暮らすのは大変だろうと思ったからです。4年前に家をリフォームしたときのローンはまだ残っていて、僕が払っています。あと11年で払い終える予定です。祖母も6年前に亡くなったので今は母と2人暮らしです。姉は早くに結婚していて、関西の別の県に家族で住んでいます」

 なんとなく女系家族な感じですが、いわゆる「マザコン」の心配はなさそうです。コロナ禍もあって同居ながらも母親とは食事は別にしていて、そのおかげで自炊能力がどんどん上がっているとのこと。

「結婚したらしばらくは独立して住むつもりです。母からは『好きにしな。私はいずれ施設に入るから』と言われています。嫁姑問題は避けたいと思っているようです」

 大阪に本社がある食料品をメインとする卸問屋で働いている酒井さん。勤続17年で、「風通しのいい会社」だと感じているようです。ということは、結婚したら兵庫県の西南部か大阪府の北部に2人で住んで、良きタイミングで実家の一軒家を継ぐという流れですね。

僕は隠し事ができません。お互いに正直に話し合い、補い合える生活をしたい

 どんな女性とどのような結婚生活をしたいのか、と質問しても、酒井さんは「まだ結婚していないので今のところイメージがわきません」との正直すぎる答え。そのへんが「ぼん」なんだよ……。

「僕は隠し事ができません。お互いに正直に話し合い、補い合える生活がいいですね。タイプを直球で言うと、べっぴんさん。井川遥とか菅野美穂などが好みです。僕はフルマラソンによく出ているので、スポーツをしている人だとありがたいですね。子どもが欲しいので、30代から同い年ぐらいまでの女性と会いたいです」

 イメージがわいていないことが伝わってくるような「たわごと」が含まれていますね。男性は誰だって美人が好きで、僕の場合はハリウッド女優のペネロペ・クルスが好みです。でも、ペネロペさんのような人と自分は不釣り合いであることは知っています。だから、井川遥と菅野美穂の部分は忘れることにします。

 良くも悪くも隙だらけの酒井さん。上記の地域に住める30歳から42歳の知的で健康的な女性とならたいてい誰とでも生活できるはず。ポイントは、酒井さんよりしっかりしていることぐらいではないでしょうか。

女性とのコミュニケーションはマチコ先生に相談しながら実践的に学んでください

 それなら全国に10万人ぐらい候補がいそうな気がしますが、酒井さんは結婚相談所などで活動しても「真剣交際」には一度も至らなかったと明かします。マチコ先生が首をかしげました。

「スポーツマンらしくて爽やかな酒井さんなのに、もったいないですね。コミュニケーションに原因があるのかもしれません。連絡はまめなほうですか?」

 聞けば、酒井さんは「直球ど真ん中の女性を紹介してもらうとガーッと行っちゃう」傾向がありながら、「LINEは苦手。会うほうが楽」などと言っています。女性からすると、もう少しスマートに対応してくれないと気持ちが高まりにくいと感じるかもしれません。

「オネットでは私が随時、相談にのります。相手の女性とのコミュニケーション方法などをお手伝いさせてください」

 最後に僕からひと言。酒井さんは誠実さと優しさは十分に感じられるので、もう少し強さと自信を見せてください。そうすれば「最終的には、母親や実家よりも私との生活を優先してくれる」と相手の女性を安心させられると思います。酒井さん、一緒に頑張りましょう!

スポーツと地元をこよなく愛する酒井さん。六甲山の近くで一緒に住める女性を募集中です。(本人提供)
スポーツと地元をこよなく愛する酒井さん。六甲山の近くで一緒に住める女性を募集中です。(本人提供)

※文中のオネット会員は仮名です。酒井さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方はこちらをご覧ください。

フリーライター

僕は1976年生まれ。40代です。燦然と輝く「中年の星」にはなれなくても、年齢を重ねてずる賢くなっただけの「中年の屑」と化すことは避けたいな。自分も周囲も一緒にキラリと光り、人に喜んでもらえる生き方を模索するべきですよね。世間という広大な夜空を彩る「中年の星屑たち」になるためのニュースコラムを発信します。著書は『人は死ぬまで結婚できる』(講談社+α新書)など。連載「晩婚さんいらっしゃい!」により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。コラムやイベント情報が読める無料メルマガ配信ご希望の方は僕のホームページをご覧ください。(「ポスト中年の主張」から2017年3月に改題)

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