44歳。子作りはできません。2人で生きることを考えられる男性と出会いたい~おみおじリポート(44)~

シドニーにて。「一人旅が好きなので、自分の写真は多くありません」(山中さん提供)

金融機関の不動産部門。マニアックなほど仕事が好き。年収は950万円です

※2021年2月16日追記。山中さんはオネットの自動退会日まであと3日ありますが、お仕事が忙しいとのことでお見合い申し込みを停止中です。残念ながらこのまま自動退会とします。

 こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさんおみおじ活動(略称:おみおじ)」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。お世話させてもらう独身者をオネット(大宮ネットワーク)会員として認定し、婚約を目指す活動です。オネット会員の種類(受けor攻め)と募集についてはこちらをご覧ください。

 マチコ先生と僕の好みが反映されているのかもしれませんが、我がオネットの女性会員はしっかり働いて自活している人がほとんどです。精神面でも経済面でも男性に依存する必要はなく、「1人よりも2人でいることでより豊かに楽しい生活を作っていきたい」と望んでいます。

 現代は同じような感覚の男性も増えていますよね。良い傾向だと僕は思っています。ただし、「子どもが欲しい」という理由で30代半ばまでの女性との出会いを望む男性は多いので、アラフォー以降の女性の婚活は「厳しい戦い」(byマチコ先生)であることをまずは認識しなければなりません。

 2年前に離婚を経験した山中智子さん(仮名、44歳)は16番目の受けオネット会員。金融機関での不動産関係の業務で会社からも顧客からも認められていて、現在の年収は950万円ほど。マニアックなほど仕事を愛してきた結果のようです。

「誰かのために何かするのは好きですね。お客さんにも真摯に向き合っていると思います。『相手が気づかなかったらラッキー』みたいな仕事の仕方はしませんし、お客さんの得にならないこともやりません」

 このセリフだけで「いいな~」と僕は思います。山中さんはガツガツした暑苦しさはなく、仕事に熱中してしまいがちな自分に苦笑している様子。旅行や食事も愛し、オンライン会議よりもリアルでの飲み会を望む、いい意味で昭和的な女性です。

仕事でも地方出張があります。「釧路の物件を動かしたときに冬景色を撮りました」(山中さん提供)
仕事でも地方出張があります。「釧路の物件を動かしたときに冬景色を撮りました」(山中さん提供)

相手の男性の年収は気になりますか? 自分の半分でも大丈夫ですか?

「コロナで在宅勤務になり、ストレス発散のために3食とも料理しています。お酒は好きですけれど、1人なので家では飲みません。恋人や旦那さんとはたまには外食したいです」

 すっかり山中さんに親しみを感じている僕の傍ら(Zoom画面上)でマチコ先生は冷静さを保っています。アラフォー女性の婚活の厳しさを身にしみて知っているからでしょう。

「相手の男性の年収は気になりますか? 例えば、自分の半分でも大丈夫ですか」

 正しい答えは「気にしません。ちゃんと働いている男性ならば大丈夫です」なのですが、率直かつ婚活慣れしていない山中さんは口ごもります。

「今まで同じような業界の男性とばかり付き合ってきたので、年収400万円の人とのお付き合いは想像できません」

 ああ、言っちゃった……。でも、いわゆるエリートの女性にはありがちな本音です。自分と近い境遇にいる男性との交際しかイメージできないだけで、悪気はありません。

 でも、これではただでさえ厳しい戦いの条件をさらに不利にしてしまいます。女優並みの美人でもない限り、出会いの幅はできるだけ広げておくことが得策です。

「はい。キラリと光るものがあって、自分で生計を立てられている人ならば会ってみます!」

 すんなり路線変更する山中さん。仕事が好きなだけで、収入にはもともとあまりこだわりがないのでしょう。相手がどケチや浪費家でない限りは問題ないようです。

結婚はギャンブル。大切なのは、何でも話し合える関係です

 山中さんには譲れない条件もあります。それは、「子どもを望まないこと」です。

「私は年齢的にも体質的にも子作りは難しいし、不妊治療をするつもりもありません。前夫とは5年も付き合ってから結婚しましたが、彼が子どもは絶対に欲しい人だとは知りませんでした。もし知っていたら結婚しなかったかもしれません。2人で生きていくことを考えてくれる男性と出会いたいです」

 これは大事なポイントですね。ある程度交際が進んだ時点で、相手の男性に伝えておくべきかもしれません。ただし、マチコ先生はまずは独身男性との出会いを増やすことをお勧めします。

「結婚はある意味でギャンブルです。すべての条件を満たしてから結婚しても気持ちが追い付いていかなかったりします。大切なのは、何でも話し合える関係であること。『なんとかこの人と一緒に生きていきたい』と思い合える相手とならば、着地点は見つかるはずです」

 確かに、結婚前と後では、自分と相手の性格や関係性がガラリと変わることが少なくありません。良くも悪くも「こんなはずじゃなかった」と思うことばかりですよ。お互いをだましたわけではなく、恋人と家族では見せる顔が違って当たり前なのです。

 でも、変化に驚きながらも、「これもいいかも」と受け入れることもできます。少しでも気が合いそうな人がいたら交際をしてみて、いっぱい話し合ってください。山中さんの着地点はその先にある気がします。

スポーツ観戦も趣味。プロ野球はソフトバンクホークス、ラグビーはパナソニックワイルドナイツのファンです。(山中さん提供)
スポーツ観戦も趣味。プロ野球はソフトバンクホークス、ラグビーはパナソニックワイルドナイツのファンです。(山中さん提供)

※文中のオネット会員は仮名です。山中さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方はこちらをご覧ください。

僕は1976年生まれ。40代です。燦然と輝く「中年の星」にはなれなくても、年齢を重ねてずる賢くなっただけの「中年の屑」と化すことは避けたいな。自分も周囲も一緒にキラリと光り、人に喜んでもらえる生き方を模索するべきですよね。世間という広大な夜空を彩る「中年の星屑たち」になるためのニュースコラムを発信します。著書は『人は死ぬまで結婚できる』(講談社+α新書)など。連載「晩婚さんいらっしゃい!」により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。コラムやイベント情報が読める無料メルマガ配信ご希望の方は僕のホームページをご覧ください。(「ポスト中年の主張」から2017年3月に改題)

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