ストーカーもしくはストーカー予備軍のような男性に好かれてしまいます(「スナック大宮」問答集22)

6年間でのべ1800人と飲み交わしてきたスナック大宮のこぼれニュースコラムです

スナック大宮」と称する読者交流飲み会を東京・西荻窪、愛知・蒲郡、大阪・天満のいずれかで毎月開催している。2011年の初秋から始めて、すでに90回を超えた。お客さん(読者)の主要層は30代40代の独身男女。毎回20人前後を迎えて一緒に楽しく飲んでいる。本連載「中年の星屑たち」を読んでくれている人も多く、賛否の意見を直接に聞けておしゃべりできるのが嬉しい。

 初対面の緊張がほぐれて酔いが回ると、仕事や人間関係について突っ込んだ話になることが多い。現代の日本社会を生きている社会人の肌からにじみ出たような生々しい質問もある。口下手な筆者は飲みの席で即答することはできない。この場でゆっくり考えて回答したい。

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「ストーカーもしくはストーカー予備軍のような人からめちゃくちゃ好かれます。誰にでも感じ良く接することができる自分が好きなのですが、変な男性を引き寄せてしまうと最終的にはバツッと切り捨てることになるので、相手にも自分にも良くない結果になりがちです。私はどうすればいいのでしょうか」(34歳の独身女性)

「誰にでも感じ良く振る舞える自分が好き」と公言してみる

 健全な自信はないのに自分勝手な男性は、「妄想上の理想的な女性」を好きになりやすい。すなわち、ダメな自分を決して批判せず、優しく受け止めてくれる美人、だ。たいていの場合は、アイドルや芸能人がその対象になる。生身の人間同士のぶつかり合いがないのだから、幻滅したり振られたりして傷つくリスクはほとんどない。

 冒頭の質問を寄せてくれた女性は、ちょっと目立つ美人でありながら、「怖そう」「近づきがたい」印象をまったく受けない。あえて厳しい言い方をするならば、営業スマイルが得意で個人の感情が見えにくい。筆者は会合の主催者なので、「誰にでも感じ良く接することができる自分が好き」という人間らしい告白を聞くことができたが、それを知らない人は「何を考えているのかよくわからない女性」という印象を受けるかもしれない。

 ストーカーやその予備軍にとっては、そのほうが好都合なのだ。「きっとオレに好意がある」と思い込みさえすれば、あとは自分勝手な「恋愛」を育むことができる。もし彼女が「私は感じ良く振る舞うことが好きなだけで、気持ち悪い男性は大嫌い」と公言したら、妄想上の理想を押し付けることができなくなる。

 彼女に提案したい。「誰にでも感じ良く振る舞う」ことは美徳だし強みだ。それは大事にしていいと思う。一方で、「相性の良くない他人からは嫌われても平気」な心構えを持つようにしたらどうか。例えば、「誰にでも感じ良く接することができる自分が好き」という面白い告白をバカにしたり嫌悪したりする人とは、早めの段階で距離を置いたほうがお互いに無難だ。

 いわゆる「嫌われる勇気」を持つと、あなたは少し毅然とした雰囲気になるだろう。いい意味で「怖そう」な女性になれる。ストーカーやその予備軍になめられなくなるはずだ。そして、あなたの個性に好意を持つ人と健全な友情や恋愛を育めるようになる気がする。

僕は1976年生まれ。40代です。燦然と輝く「中年の星」にはなれなくても、年齢を重ねてずる賢くなっただけの「中年の屑」と化すことは避けたいな。自分も周囲も一緒にキラリと光り、人に喜んでもらえる生き方を模索するべきですよね。世間という広大な夜空を彩る「中年の星屑たち」になるためのニュースコラムを発信します。著書は『人は死ぬまで結婚できる』(講談社+α新書)など。連載「晩婚さんいらっしゃい!」により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。コラムやイベント情報が読める無料メルマガ配信ご希望の方は僕のホームページをご覧ください。(「ポスト中年の主張」から2017年3月に改題)

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