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東京~仙台間、飛行機・常磐線特急ひたち・高速バスが選択肢に。飛行機は1日最大9往復、ひたちは5往復

鳥海高太朗航空・旅行アナリスト 帝京大学非常勤講師
東北の玄関口であるJR仙台駅(2019年、筆者撮影)

 2月13日(土)深夜に発生した地震の影響で、2月18日(木)現在でも東北新幹線の那須塩原駅~一ノ関駅間が運転見合わせとなっている。運転再開まで時間を要することで、特に移動が多い東京~仙台間においては、飛行機、在来線、高速バスなどの代替交通手段が利用可能となっている。東北新幹線以外の公共交通機関は平常通りに戻っている。

東京~仙台間、ビジネス出張や受験生などの利用が多い

 特に週明けの15日(月)以降、首都圏が緊急事態宣言中ではあるが、一定のビジネス出張に加えて、受験シーズンと重なったことで受験生などが代替手段を利用しており、特に羽田~仙台線の国内線臨時便や首都圏と仙台を結ぶ高速バスの一部では満席になっているケースもある。改めて18日(木)~今週末にかけての東京~仙台間の交通手段についてまとめてみた。

普段は定期便がない羽田~仙台線にANA、JAL+スカイマークも臨時便。3社合わせて1日最大9往復

 飛行機については、羽田~仙台線は臨時便の中でも最も搭乗率が高くなっており、14日(日)から運航中のANA、JALに加えて、18日(木)からはスカイマークも羽田~仙台線の臨時便を1日1往復で運航開始した。臨時便設定となるが、災害時も含めてスカイマークが羽田~仙台線を飛ばすのは初めてであり、3社合わせると1日最大9往復の運航となる。

2月18日から羽田~仙台線の臨時便を運航開始するスカイマーク。同社にとっては臨時便も含め同路線を運航するのは初めてとなる。仙台空港には神戸便が既に運航されている。(2021年2月18日午前9時20分、羽田空港にて筆者撮影)
2月18日から羽田~仙台線の臨時便を運航開始するスカイマーク。同社にとっては臨時便も含め同路線を運航するのは初めてとなる。仙台空港には神戸便が既に運航されている。(2021年2月18日午前9時20分、羽田空港にて筆者撮影)

ANAの羽田~仙台線臨時便も利用率が高くなっており、筆者が羽田空港で取材した2月18日の午前10時の便も残席が少なくなっていた(2021年2月18日午前9時頃、筆者撮影)
ANAの羽田~仙台線臨時便も利用率が高くなっており、筆者が羽田空港で取材した2月18日の午前10時の便も残席が少なくなっていた(2021年2月18日午前9時頃、筆者撮影)

 仙台空港から仙台駅までは、JR線直通の仙台空港アクセス線で約25分~30分で移動できる。時間的には最も短い時間で東京~仙台間を移動できる。

 運航スケジュールは2月18日朝7時現在。最新の運航状況は各航空会社のホームページから確認できる。

■ANA 羽田~仙台線臨時便

2月18日(木)~23日(火)

ANA1501便 羽田7時00分発 仙台8時00分着

ANA1503便 羽田10時00分発 仙台11時00分着

ANA1505便 羽田14時00分発 仙台15時00分着

ANA1507便 羽田18時30分発 仙台19時30分着

ANA1502便 仙台8時40分発 羽田9時45分着

ANA1504便 仙台11時40分発 羽田12時45分着

ANA1506便 仙台15時40分発 羽田16時45分着

ANA1508便 仙台20時10分発 羽田21時15分着

■JAL 羽田~仙台線臨時便

2月18日(木)

JAL4721便 羽田8時00分発 仙台9時05分着

JAL4723便 羽田13時00分発 仙台14時05分着

JAL4725便 羽田17時30分発 仙台18時35分着

JAL4722便 仙台10時00分発 羽田11時10分着

JAL4724便 仙台15時00分発 羽田16時10分着

JAL4726便 仙台19時30分発 羽田20時40分着

2月19日(金)

JAL4721便 羽田8時00分発 仙台9時05分着

JAL4723便 羽田13時00分発 仙台14時05分着

JAL4729便 羽田16時00分発 仙台17時05分着

JAL4725便 羽田17時30分発 仙台18時35分着

JAL4722便 仙台10時00分発 羽田11時10分着

JAL4724便 仙台15時00分発 羽田16時10分着

JAL4720便 仙台18時00分発 羽田19時10分着

JAL4726便 仙台19時30分発 羽田20時40分着

2月20日(土)

JAL4721便 羽田8時00分発 仙台9時05分着

JAL4727便 羽田10時30分発 仙台11時35分着

JAL4723便 羽田13時00分発 仙台14時05分着

JAL4725便 羽田18時05分発 仙台19時10分着

JAL4722便 仙台10時00分発 羽田11時10分着

JAL4728便 仙台12時30分発 羽田13時40分着

JAL4724便 仙台15時00分発 羽田16時10分着

JAL4726便 仙台19時50分発 羽田21時00分着

2月21日(日)

JAL4721便 羽田8時00分発 仙台9時05分着

JAL4723便 羽田13時00分発 仙台14時05分着

JAL4725便 羽田17時30分発 仙台18時35分着

JAL4722便 仙台10時00分発 羽田11時10分着

JAL4724便 仙台15時00分発 羽田16時10分着

JAL4726便 仙台19時30分発 羽田20時40分着

22日(月)以降については今後発表予定

■スカイマーク 羽田~仙台線臨時便

2月18日(木)

SKY981便 羽田12時05分発 仙台13時10分着

SKY980便 仙台13時50分発 羽田15時00分着

2月19日(金)~22日(月)

SKY981便 羽田12時05分発 仙台13時10分着

SKY982便 仙台14時00分発 羽田15時10分着

仙台空港の出発ロビー(2019年、筆者撮影)
仙台空港の出発ロビー(2019年、筆者撮影)

常磐線特急「ひたち」は約5時間弱で東京から仙台へ。乗り換えなしで約4時間半~5時間

 昨年3月14日に、2011年3月11日の東日本大震災での常磐線における不通区間がなくなったことで、品川・東京・上野~仙台間の特急「ひたち」の全線運転が再開し、来月で1年になるが、常磐線経由で約4時間半~5時間を要するが、乗り換えなしで東京と仙台を結んでいる。

通常は仙台乗り入れの「ひたち」は3往復となっているが、2月18日現在、品川~いわき間の「ひたち」の2往復をいわき~仙台間で臨時運転(臨時運転区間は臨時快速列車として運転)することで、1日5往復で乗り換えなしでの利用が可能となっている。

■JR常磐線特急「ひたち」品川・東京・上野~仙台(臨時快速列車は当分の間、運転)

ひたち3号 上野8時00分発(上野始発) 仙台12時31分 ※定期列車

ひたち9号 品川10時45分発 東京10時53分発 上野11時00分発 仙台15時42分着 ※いわき~仙台間は臨時快速列車

ひたち13号 品川12時45分発 東京12時53分発 上野13時00分発 仙台17時26分着 ※定期列車

ひたち19号 品川15時45分発 東京15時53分発 上野16時00分発 仙台20時28分着 ※定期列車

ひたち9号 品川18時45分発 東京18時53分発 上野19時00分発 仙台23時39分着 ※いわき~仙台間は臨時快速列車

ひたち8号 仙台6時48分発 上野11時35分着 東京11時42分着 品川11時51分着 ※仙台~いわき間は臨時快速列車

ひたち14号 仙台10時13分発 上野14時35分着 東京14時42分着 品川14時51分着 ※定期列車

ひたち22号 仙台13時57分発 上野18時37分着 東京18時43分着 品川18時52分着 ※仙台~いわき間は臨時快速列車

ひたち26号 仙台16時11分発 上野20時37分着 東京20時43分着 品川20時52分着 ※定期列車 

ひたち30号 仙台18時02分発 上野22時38分着 東京22時45分着 品川22時53分着 ※定期列車 

常磐線特急「ひたち」。乗り換えなしで東京~仙台間を結んでいる
常磐線特急「ひたち」。乗り換えなしで東京~仙台間を結んでいる写真:KUZUHA/イメージマート

最もお得に移動できる高速バスも増便中。予約は取りやすくなった

 最もお得に利用できるのは高速バスで、バス会社は順次増便している。WILLER EXPRESSでは、2月15日現在で2月18日(木)~23日(火)まで昼間便を1日8往復16便、夜行便を1日7往復14便の合計15往復30便体制に増便している。東京側はバスタ新宿などから乗車できる。所要時間はバスによっても異なるが、5時間半~7時間となる。

 またJRバス東北でも首都圏(東京駅もしくはバスタ新宿、横浜駅など)から仙台駅までのバスを首都圏発で11便(昼間便7便、夜行便4便)、仙台駅発で10便(昼間便6便、夜行便4便)に増便している。その他にも東北急行バス、京王電鉄バス、キラキラ号なども東京~仙台間で高速バスを運行している。徐々に空席がある便も増えてきていることから、予約も取りやすくなっている。

1日あたり最大15往復30便体制でバスを走らせているWILLER EXPRESS(筆者撮影)
1日あたり最大15往復30便体制でバスを走らせているWILLER EXPRESS(筆者撮影)

 東北新幹線が運転再開するまでの期間、これらの代替交通手段は現在の体制を維持する予定となっている。

航空・旅行アナリスト 帝京大学非常勤講師

航空会社のマーケティング戦略を主研究に、LCC(格安航空会社)のビジネスモデルの研究や各航空会社の最新動向の取材を続け、経済誌やトレンド雑誌などでの執筆に加え、テレビ・ラジオなどでニュース解説を行う。2016年12月に飛行機ニュースサイト「ひこ旅」を立ち上げた。近著「コロナ後のエアライン」を2021年4月12日に発売。その他に「天草エアラインの奇跡」(集英社)、「エアラインの攻防」(宝島社)などの著書がある。

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