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「スーパーマリオ」映画のプロットが流出?かなり期待できそうな噂話が現る

多根清史アニメライター/ゲームライター
(写真:ロイター/アフロ)

「スーパーマリオ」のアニメ映画は2018年2月に発表され、はじめは2022年末に公開予定だったものの、北米では2023年4月7日、日本では4月28日まで延期されることになりました。

すでに制作が始まってから数年が経ってるはずなのに、いまだにマリオの声は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』等のクリス・プラット、ピーチ姫はNetflixのスポ根チェス作品『クイーンズ・ギャンビット』主演のアニャ・テイラー・ジョイ、クッパは『ジュマンジ/ネクスト・レベル』のジャック・ブラック以外の具体的な情報が出てきません。

いったい、どうなってるの? 「マリオの映画」といえば昔いろいろとあっただけに、ファンは気が気ではないはず。プロデューサーが“マリオの生みの親“こと宮本茂氏で、アニメ制作が『怪盗グルーの月泥棒』や『ミニオンズ』など3DCGアニメを担当したイルミネーションだけに、心配の余地はほとんどないとはいえ、予告ムービーの1つぐらいは欲しいものです。

そんななか、この映画に関する詳しいリーク情報がネットに現れました。少々怪しげではありますが、ゲームに関するリークで実績のあるGamesBeatのJeff Grubb氏は、この情報が正しいものであり、試写会から漏れた可能性があると見ているようです。

なお、以下は信ぴょう性がまだまだ不明であり、もしも正しければネタバレになるかもしれないことを念頭に置くことをお願いしますくれぐれも自己責任でご覧ください

(事故を避けるため、何行か改行します)

大まかな内容

  • コミックのような「生命と色彩に満ち溢れた」アートスタイル
  • 『モンスター・ホテル』のルックに似ている
  • ユーモアは「とても笑えてメタっぽい( punny/meta)だが、天丼ギャグやおならのジョークなどはない。
  • マリオとルイージは少しデザインが変更され、最初の服装は着古した埃っぽくて落ち着いた色調から(筆者注:ストーリーの進行で変わっていく)
  • マリオは茶色ではなく、青みがかった紫色のシャツでスタートする
  • ルイージは、緑色のオーバーオールに青紫色のシャツ
  • マリオとルイージとも、映画の後半ではより象徴的な色(筆者注:いつものイメージ)に切り替わる
  • マリオとルイージは、ブルックリン訛り(米ニューヨーク市・ブルックリン地区のアクセント)がある
  • ドンキーコングJR.やポリーン(初代『ドンキーコング』でさらわれるヒロイン)、キノじいの登場が噂されている。
  • デイジーの名前が出てくる
  • 女性キノピオが登場
  • 悪役「スパイク」が冒頭とラストに登場し、2人を祝福する
  • 「スパイクは」強欲でボス的なキャラクター
  • クリボー、ノコノコ、ハンマーブロス、キラーと砲台、マグナムキラー、ジュゲム、ハックン、チョロボンが登場

ストーリーのあらすじ

  • マリオが『レッキングクルー』になるまでの様々な仕事を紹介するチャールズ・マーティネー(『スーパーマリオ64』以来、マリオの声を担当)のナレーションで始まる
  • ドンキーコングと戦い、「現実世界(アニメ化されている)の 「New Dino City」でマリオを助ける
  • 戦いの組み立てかたは上手く、テンポが良い
  • この戦いでマリオはゴールデンハンマーを手に入れる
  • マリオは(作中の)現在でも有名人
  • ゴリラとカメが戦っているという情報を聞き、下水道へ調査に行く
  • 地下にはたくさんのゴリラがいて、パーティーをしていたり、ドラムを叩いているゴリラもいる
  • ドンキーコングと出会い、コミュニケーションをとろうとするが、ゴリラの言葉が通じないため上手くいかない
  • どちらもパイプを通ってキノコ王国に落ちてしまう
  • 映画の最初の曲はクッパが歌っており、クッパの若い頃と王国を乗っ取りたいという野望がかいま見える
  • クッパはピーチ姫を誘拐し、キノコ王国を爆破し、自分の船へと向かう
  • マリオとキノピオ隊長はクッパを止めるために旅に出る
  • 映画の2曲目は水道に関する曲
  • ルイージはマリオがいなくなったので心配になり、下水道を調査する
  • キノコ王国の「禁断の森」に行き着き、ヨッシーに出会う。
  • クッパと戦い、倒される。
  • カメックが船から「禁断の森」にマリオを降ろし、ルイージとヨッシーと出会う
  • イメージカラーの新コスチュームを手に入れ、クッパ城に戻る
  • 「クッパのクローン」と呼ばれる3体の敵は、ほとんどがジョークばかり言い、倒されるとグロい姿に合体する
  • 最後の戦いの前にそれぞれのキャラが歌う。キノピオ達は姫を救い、マリオとルイージは希望を失わないことについて。クッパとピーチ姫は歌のビートに合わせて議論する
  • カメックはクッパにキノコを与えて成長(パワーアップ)させる
  • クッパは砂漠、海、森、雲の上など様々な場所にあるパイプの迷路でマリオとルイージを追いかける
  • この場面でファイアフラワーとスーパースターのパワーアップは出現するが、それ以外の場所には出てこない
  • ヨッシーはカメックと因縁があり、カメックは杖で周囲を変化させながら戦う
  • 最後の追いかけっこは、クッパを騙して最後のパイプに入らせ、自ら溶岩の穴に落ちてしまう
  • マリオがキノコ王国で配管工事を始めることに
  • ポストクレジットのシーンはクッパの骸骨

これらは正確かどうかは分からず、YouTube動画にも「噂は完全に偽物だ。映画スタジオは公開4~6ヶ月以上前に試写会をすることはほとんどない。もしも公開延期が決まる前だったとしても、試写会をするのは時期尚早だ」とツッコミが入っています。

とはいえ、原作にいるお馴染みのキャラクターたちが主要な役柄を演じて重要なポジションを担っているようで、「見たこともないオリジナルキャラが話を転がしていて原作ファン置いてけぼり」や「キノコ王国の王様が退化されすぎて菌糸類に戻り言葉が話せない」などの事態がなさそうという意味で、十分にあり得る基本設定でありプロットだとも思われます。

まだ映画の公開まで1年近くもあり、スーパーマリオの歴史をみっちり振り返る時間は十分にあります。初アニメ映画の「ピーチ姫救出大作戦!』4Kリマスター版や実写映画『スーパーマリオ/魔界帝国の女神』に20分以上の未公開映像を追加したバージョンがネット上で公開されており(著作権関係がクリアされているどうかは不明)かたや「日本酒を飲むルイージ」が登場し、かたや「前作が上手く行かなかったことが気に入ってる」(プレッシャーにならないから)と新作のプロデューサーがコメントしている過去をじっくり噛みしめて味わいたいものです。

Source:Giant Bomb(YouTube)

via:Nintendo Everything

アニメライター/ゲームライター

京都大学法学部大学院修士課程卒。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。現在はGadget GateやGet Navi Web、TechnoEdgeで記事を執筆中。

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