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グローバルホテルチェーンの脆弱性と強靭性(2)

瀧澤信秋ホテル評論家
(写真:whitemt/イメージマート)

世界的ホテルブランドの中で筆頭して挙げられるのが「マリオット・インターナショナル」(以後本稿では「マリオット」とする)だ。マリオットは、アメリカのメリーランド州に本部を置くホテル運営を種に事業を行う企業である。2010年以降、「ACホテル」「ゲイロードホテル」「プロテアホテル」「デルタホテル」「ブルガリホテルズ&リゾーツ」といった様々なホテル企業を買収し勢力を拡大してきた。特に2015年11月に同じくアメリカに本拠を置く「スターウッド・ホテルズ&リゾーツ・ワールドワイド」の買収は業界に激震が走った。これにより全世界でホテル数が計5500余り、客室数110万室と世界最大のホテル企業が誕生した(5)。

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ホテル評論家

1971年生まれ。一般社団法人日本旅行作家協会正会員、財団法人宿泊施設活性化機構理事、一般社団法人宿泊施設関連協会アドバイザリーボード。ホテル評論の第一人者としてゲスト目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。人気バラエティ番組から報道番組のコメンテーター、新聞、雑誌など利用者目線のわかりやすい解説とメディアからの信頼も厚い。評論対象はラグジュアリー、ビジネス、カプセル、レジャー等の各ホテルから旅館、民泊など宿泊施設全般、多業態に渡る。著書に「ホテルに騙されるな」(光文社新書)「最強のホテル100」(イーストプレス)「辛口評論家 星野リゾートに泊まってみた」(光文社新書)など。

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