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政治や政策の情報を得るには…政治・政策リテラシー講座19

鈴木崇弘一般社団経済安全保障経営センター研究主幹

政治や政策は日々刻々動き、大きく変貌を遂げます。それらがたとえ重要であっても、有権者が、そのすべてを追っかけて、キャッチ・アップしていくのは、不可能です。

ではどうすればいいのでしょうか?

新聞やテレビの報道番組を読んだり、視聴することはある程度参加になることは申すまでもありませんが、拙記事「マス・メディアの限界とメディア・リテラシー…政治・政策リテラシー講座12」に記したようなメディアの問題もあります。

そのような中でより適切に、政治・政策情報を得るためにはどうしたらいいでしょうか?

まず一つ目は、何人かの議員の出しているメールマガジン(メルマガ)などを参考にすることです。できれば、異なる政党や異なる立場の議員のメルマガを購読(ほとんどの場合、無料です。議員のHPにアクセスして登録さればいいのです)することをおお奨します。

因みに、筆者の場合は、次のメルマガを読んでいます。参考にしてみてください。

(1)自民党の河野太郎議員の「ごまめの歯ぎしり」

(2)自民党の安倍晋三議員のメールマガジン

(3)自民党の塩崎恭久議員の「やすひさの独り言」

(4)みんなの党の山内康一議員の「蟷螂(とうろう)の斧」 

(5)民主党の大塚耕平議員の「OKマガジン」

(6)日本維新の会の片山虎之助議員のメールマガジン 

(7)日本未来の党の阿部知子議員の「カエルニュース」

また最近は、政治・政策情報を提供しているさまざまなサイトができてきています。こららも、異なる観点からの政治情報を入手する上で、大いに参考になります。ここでは必ず包括的ではありませんが、筆者が知っているもののうち主なものを紹介しておきます。

(1)日本政治.com

若い経営者が運営していて、政治への関心を高めることに関心があり、政治に関する多様な情報をわかりやすく提供しています。

(2)政治山

政治と選挙のプラットフォームとして、選挙日程や政治に関わるさまざまなイベント情報などを提供しています。メールマガジンも発行しています。

(3)Yahoo! みんなの政治

国会議員や国会で審議されている議案、および選挙情報を検索・ 表示できるサービスです。また議員や議案に対して、ユーザーが評価やコメントを投稿する こともできるサイトです。

(4)Google政治と選挙

オンラインでの選挙活動の動画を視聴できる選挙情報サイトで、意見交換や関与もできます。それにより、選挙活動に対して影響力を持つことができるようになっています。

(5)楽天政治Love Japan

政治や選挙に関する情報の提供とネットでの政治献金ができるサービスを提供してるサイトです。

(6)ザ選挙

日本国内のすべての選挙情報、選挙結果一覧、政治家/立候補 者データベースや選挙ニュース,ネット選挙などを網羅する日本最大の選挙情報の総合サイトです。

以上のようなさまざまな情報源などから、皆さん自身でいくつか選んでみて、比較していくことで、複眼的に政治や政策を理解できると思います。

皆さんもぜひ試してみてください。

一般社団経済安全保障経営センター研究主幹

東京大学法学部卒。マラヤ大学、イーストウエスト・センター奨学生として同センター・ハワイ大学大学院等留学。日本財団等を経て、東京財団設立に参画し同研究事業部長、大阪大学特任教授・フロンティア研究機構副機構長、自民党系「シンクタンク2005・日本」設立に参画し同理事・事務局長、米アーバン・インスティテュート兼任研究員、中央大学客員教授、国会事故調情報統括、厚生労働省総合政策参与、城西国際大学大学院研究科長教授、沖縄科学技術大学院大学(OIST)客員研究員等を経て現職。㈱RSテクノロジーズ 顧問、PHP総研特任フェロー等兼任。大阪駅北地区国際コンセプトコンペ優秀賞受賞。著書やメディア出演等多数

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