沖縄の伝統行事・清明祭(シーミー)にも異変
【沖縄の伝統行事・清明祭(シーミー)】
二十四節気の一つ「清明」の入りを迎えた頃からゴールデンウィークの頃にかけて、沖縄県内各地で祖先の墓にお供え物をして供養する「清明祭(シーミー)」が行われます。
これは、沖縄独特の大きなお墓の前にビニールシートを敷き、親戚一同が集まりご馳走を食べて過ごすもので、親戚一同の日程を調整するためシーミーは週末に行われる事が多く、この行事はゴールデンウィークの頃まで続きます。
以前の記事・・『お墓でピクニック?清明渋滞?』
【清明祭(シーミー)に異変】
今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響が出ています。沖縄県医師会は2日に記者会見を行い、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、規模を縮小などの注意を沖縄県民に呼びかけています。
清明祭(シーミー)は、高齢者の方が多く集まりまることもあり、特に注意が必要です。
(医師会からの対策呼びかけ)
・東京・大阪など大都市から帰省する親戚は参加させない
・規模を縮小し代表者がお祈りをする
・発熱や体調不良の人は参加しない
テレビ電話での清明祭(シーミー)参加を検討するなどの声も上がっているそうです。
沖縄では清明祭(シーミー)が終われば、ゴールデンウィーク=梅雨入りの時期に入ります。
例年は、4月の毎週末は清明祭(シーミー)外出なのですが、既に湿度が高くなってきたこの時期、今年は梅雨入り前のカビ対策として部屋の掃除や換気を早めに行っておくなどの過ごし方も良さそうです。