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元日に台風の最も早い発生なるか

崎濱綾子気象解説者/気象予報士/防災士/ウェザーマップ
熱帯低気圧情(気象庁)2019年1月1日午前9時現在

【発達する熱帯低気圧の情報】

気象庁は、熱帯低気圧が24時間以内に台風になり、日本に影響を及ぼすおそれがある場合に「発達する熱帯低気圧に関する情報」を発表します。

発達する熱帯低気圧の情報

2018年12月31日にこの情報が発表され、2019年1月1日現在も情報を更新しています。

熱帯低気圧情報(気象庁)1日午前9時現在
熱帯低気圧情報(気象庁)1日午前9時現在
熱帯低気圧に関する情報(気象庁)1日午前9時現在
熱帯低気圧に関する情報(気象庁)1日午前9時現在
熱帯低気圧に関する情報(気象庁)1日午前9時現在
熱帯低気圧に関する情報(気象庁)1日午前9時現在

発表中の熱帯低気圧情報1日午前9時現在(気象庁)

【元日に発生すると初】

2019年1月1日現在、南シナ海に熱帯低気圧があり、気象庁は今後台風になる予想として情報を出しています。元日に台風が発生すると、気象庁の台風の統計がある1951年の統計開始以来初めてとなります。

発生日時が早い台風(気象庁)
発生日時が早い台風(気象庁)

【南シナ海に雲】

南シナ海に雲の塊があり、この雲が熱帯低気圧に伴う雲です。今後台風になったとしても、日本付近への影響はない見込みです。

衛星画像(ウェザーマップ)1日午前11時20分現在
衛星画像(ウェザーマップ)1日午前11時20分現在

熱帯低気圧情報が発表されると、全て台風になる訳ではなく、台風に変わる可能性が低くなった場合は、熱帯低気圧情報は取り下げられます。

【”台風”の定義は?何で決まるの?】

台風とは、何ヘクトパスカル以下という基準ではなく、風の強さで決まります。

気象庁によりますと・・

熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、このうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のものを「台風」と呼びます。

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※追記

1日午後3時に南シナ海で台風1号が発生しました。

気象解説者/気象予報士/防災士/ウェザーマップ

Yahoo!ニュースエキスパート。沖縄生まれ沖縄育ち。お天気キャスター中に本格的に気象予報士資格を取得したいと思い、2005年に沖縄初の女性気象予報士になる。TBS系列『RBC THE NEWS』(月~金)に2016年3月まで出演し上京。日々の番組内での天気解説や報道取材を通して見えてきたもの、天気の移り変わりを綴る。沖縄の観光大使「ミスはごろも」として沖縄観光PR活動も1年間経験。夢は沖縄の天気に関する本を出すこと。趣味は御朱印集めなど。

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