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江東区長選挙が今日告示、与野党対決に加えて多数の候補で混戦へ #専門家のまとめ

大濱崎卓真選挙コンサルタント・政治アナリスト
江東区長選挙は12月3日告示、12月10日投開票の日程で行われる(写真:森田直樹/アフロ)

今日告示された江東区長選挙は、公職選挙法違反(選挙期間中の有料広告の禁止)の疑いを理由に辞職した木村弥生前区長の後継を決める選挙として、注目が集まっています。投開票日は12月10日(日曜)で、即日開票されます。それぞれの立候補者(届出順)についてみていきます。

▼元東京都政策担当部長の大久保朋果氏

元東京都部長の大久保朋果さんが立候補表明 江東区長選(東京新聞)
木村弥生前区長の辞職に伴う江東区長選(12月3日告示、10日投開票)で、元都部長の大久保朋果さん(52)が21日、無所属での立候補を表明した。自民、公明、都民ファーストの会の推薦を受ける。

▼元江東区議の三戸安弥氏

江東区議の三戸安弥さん 区長選に立候補表明(東京新聞)
木村弥生前区長の辞職に伴う江東区長選(12月3日告示、10日投開票)で、区議三戸安弥(さんのへ あや)さん(34)が29日、都庁で会見し、無所属での立候補を表明した。地域政党「自由を守る会」の推薦を受ける。

▼元国税庁職員の猪野隆氏

元国税庁職員の猪野隆さん出馬へ 江東区長選挙(東京新聞)
木村弥生区長の辞職に伴う東京都の江東区長選(12月3日告示、10日投開票)で、元国税庁職員の無職猪野隆さん(58)が13日、無所属で出馬する意向を表明した。

▼小児科医の小暮裕之氏

小児科医の小暮裕之さんが立候補表明 江東区長選(東京新聞)
木村弥生前区長の辞職に伴う江東区長選(12月3日告示、10日投開票)で、小児科医小暮裕之さん(44)が29日、都庁で会見し無所属での立候補を表明した。日本維新の会の推薦を受ける。

▼元江東区議の酒井菜摘氏

江東区議の酒井菜摘さん 区長選に出馬表明
木村弥生前区長の辞職に伴う江東区長選(12月3日告示、10日投開票)で、同区議の酒井菜摘さん(37)が16日、無所属での立候補を表明した。

選挙戦の構図は、自民、公明、都ファ、国民が支援する大久保氏と、立憲、共産、社民、ネットが支援する酒井氏の主要政党対決に、維新が支援する小暮氏、地域政党「自由を守る会」が支援する三戸氏、無所属の猪野氏が加わる混戦となります。

前職が公職選挙法違反の疑いで辞職したことなどから「政治とカネ」の問題が選挙戦のテーマになるとみられるほか、来年7月に行われる東京都知事選挙の前哨戦の一つとしても位置付けられていることから、自民、公明、都ファ、国民の枠組みと、立憲、共産、社民、ネットの枠組みとのぶつかり合いや、その他の候補の集票に注目です。

選挙コンサルタント・政治アナリスト

1988年生まれ。青山学院高等部卒業、青山学院大学経営学部中退。2010年に選挙コンサルティングのジャッグジャパン株式会社を設立、現在代表取締役。不偏不党の選挙コンサルタントとして衆参国政選挙や首長・地方議会議員選挙をはじめ、日本全国の選挙に政党党派問わず関わるほか、政治活動を支援するクラウド型名簿地図アプリサービスの提供や、「選挙を科学する」をテーマとした研究・講演・寄稿等を行う。『都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ』で2020年度地理情報システム学会賞(実践部門)受賞。2021年度経営情報学会代議員。

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