島本浩也投手が1軍昇格に向けて好調をアピール!《5/19 阪神ファーム》

「ずっと調子はいい」と話す島本投手。そろそろナイターで投げるところが見られる?

鳴尾浜でのウエスタン・広島3連戦は1勝2敗と負け越した阪神タイガースのファーム。きのう19日からは中日を迎えて3連戦が行われています。土日は年に一度の淡路島開催ですが、きのう19日は鳴尾浜でした。阪神は今季3度目の先発となる島本投手、中日はベテランの八木投手で始まり、結果は1対0で中日の勝ち。阪神は3連敗で借金1となっています。まあすぐに返せる“額”ですね。

4回に3連打で1点を失い、負けがついてしまった島本投手ですけど、掛布監督も試合後に絶賛の素晴らしいピッチングでした。リリーフ陣も含めて、4投手が無四球リレー!打線の援護さえあれば…という結果です。

《ウエスタン公式戦》 5月19日

阪神-中日 7回戦 (鳴尾浜)

中日 000 100 000 = 1

阪神 000 000 000 = 0

◆バッテリー

【阪神】●島本(1敗)‐安藤‐伊藤和‐守屋 / 小豆畑‐小宮山(7回~)‐長坂(9回)

【中日】○八木(2勝3敗)(5回)-山井(1回)‐祖父江(1回)‐ロンドン(1回)‐S浅尾(5S)(1回) / 赤田

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗/失) 打率

1]中:俊介  (4-1-0 / 1-0 / 1 / 0) .276

2]遊:植田  (3-0-0 / 0-1 / 0 / 0) .237

3]右一:陽川 (3-0-0 / 1-1 / 0 / 0) .263

4]左:狩野  (4-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .302

5]一:新井  (3-2-0 / 0-0 / 0 / 0) .375

〃走右:緒方 (1-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .258

6]三:大山  (3-0-0 / 1-1 / 1 / 0) .224

7]二:森越  (1-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .232

〃二:板山  (2-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .192

8]捕:小豆畑 (2-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .161

〃投:安藤  (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) ―

〃打:西田  (1-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .308

〃投:伊藤和 (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) ―

〃投:守屋  (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) ―

9]投:島本  (2-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .000

〃捕:小宮山 (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .111

〃打:今成  (1-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .260

〃捕:長坂  (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .170

◆投手 (安-振-球/失-自/防御率) 最速キロ

島本  6回 96球 (5-5-0 / 1-1 / 1.50) 145

安藤  1回 5球 (1-0-0 / 0-0 / 0.00) 136

伊藤和 1回 10球 (0-2-0 / 0-0 / 0.00) 146

守屋  1回 15球 (1-2-0 / 0-0 / 6.00) 148

<試合経過>

まず投手陣。先発の島本は1回、連続三振を奪うなど三者凡退の立ち上がり。2回は2死から6番・ウルヘエスに内野安打されますが問題なし。3回も近藤の中前打のみで無失点でした。しかし4回、4番・石川に左前打と盗塁、阿部の右前打で1死一、三塁としてウルヘエスに左前タイムリー。1点を失ったものの5回、6回はビシッと三者凡退で締めています。

気持ちがいいくらいの投げっぷりを見せてくれる島本投手。写真は別の日です。
気持ちがいいくらいの投げっぷりを見せてくれる島本投手。写真は別の日です。

7回は安藤と小宮山のバッテリーに代わり、先頭のウルヘエスに右前打されるも1死後に牽制でアウトにし、3人で片付けました。8回の伊藤和は連続三振を含む三者凡退!9回は森屋と長坂のバッテリーで、石川の右前打があったものの後続を絶ち、追加点を与えずに終了です。

ところが、見事に“音なし”だった打線。とりあえず塁に出たイニングだけ書いておきます。2回2死から大山が四球を選んで盗塁成功。3回は2死から俊介が中前打を放ち、やはり盗塁を決めました。4回は先頭の陽川が遊ゴロエラーで出て、1死後に新井の中前打で一、二塁とするも大山は遊ゴロ併殺打。すべて二塁にランナーを残して攻撃を終えています。

2人目の山井に対し、6回は2死から陽川が四球を選んだだけ。7回は祖父江から新井が中前打しましたが、あとが続かず。8回はロンドンに代わり、2死から植田が四球。これもみんな残塁です。そして9回は浅尾に連続三振を奪われ三者凡退で試合終了。

掛布監督も絶賛の左腕

試合後、掛布監督は島本投手を「先発で球数を重ねて、スタミナがついてきたね。素晴らしい投球!」と称えました。1軍で先発する適正について聞かれ「何の問題もないよ」と答えた監督。「彼が支配下登録された当時を思い出すくらい良い」と絶賛です。

では島本投手の話をご紹介しましょう。まず、ここまでの経緯。中継ぎの“締めくくり”は、ジャイアンツ球場で行われたイースタン・巨人とのファーム交流試合でした。4月29日は6回に投げたな三者凡退。翌30日は10対0と大量リードで迎えた8回に登板し、3者連続で空振り三振を奪いました。それまでも調子の良さを表すコメントは多かった島本投手ですが、このあと先発に変わります。

約1年ぶりに上がった先発マウンドは、巨人戦から中3日を経た5月4日、甲子園でのウエスタン・広島戦でした。この日は美間選手のソロで3安打1失点。5回1死ランナーなしで交代しています。次が5月11日、ナゴヤドームの中日戦で5回を投げ2安打1失点(自責0)。そして、きのう19日です。

6イニングを投げたのは1年前、5月1日のオリックス戦(鳴尾浜)以来のこと。「きょうも、中継ぎのつもりで初回から全力でいきました!」という試合を振り返って「だいぶ良かったです!」と島本投手。2球くらい、100キロ台の緩い球があったのは?「チェンジアップですね。先発するようになってから、緩急をより意識するようになったので、使い始めています」もともと得意だったチェンジアップですが、中継ぎでの起用が増えてから“封印”していました。

「1軍で投げられなら、どこでも!」

「真っすぐも調子が良いし、しっかり腕を振れている。その中で緩い変化球でもカウントを取れて、リズムよく投げられているので」。6回は松井佑選手を右飛、石川選手を144キロの真っ直すぐで見逃し三振、阿部選手も144キロの真っすぐで空振り三振と、すべて右打者ですが3番からの打順を三者凡退に。「あの回がラストかなと思ったので全力でいきました!自信にもなるし、抑えられてよかったです」。本当に納得いく投球ができていたんでしょうね。

入団時とは別人のように体も大きくなり、球速も上がっています。
入団時とは別人のように体も大きくなり、球速も上がっています。

掛布監督が、秋に支配下登録された2015年を思わせる好調ぶりだと話していたと聞き「あの時は一番、状態もよくて。評価していただいて嬉しいです。これからも頑張りたい。我慢して頑張ります!」と言っていました。これまでを振り返っても、今はいい状態?と聞いたら「はい。とても良いです!ずっと状態が良いので、早く上がりたいですね!」とのこと。

最後に、1軍の先発というチャンスもそう遠くないのでは?ちょっと実感したりするかな?と振ってみたところ「1軍で投げられるなら、どこでもやりたいです!」と島本投手。まずは昇格ですね。早く1軍で、あの投げっぷりを見せてもらいましょう。なお打席に立つのは2014年以来、約4年ぶり。緊張した?と尋ねたら、返事は「緊張なんかしませんよ~(笑)」でした。