15日は暖かくなると期待していたのですが、ナゴヤ球場は思いのほか風が冷たくて、冬のコートでもよかったかなあと少し後悔しました。それでも日差しの中ではポカポカですね。16日は春本番の陽気だそうで。しっかり期待させていただきます。

さて、きょうはまず鳴尾浜の休日について、お知らせします。次は18日(火)が自主練習のためスタンドが閉まっていると書いたのですが、これは変更になりました。17日(月)がお休みで、18日(火)に練習あり。見学も17日はできませんが18日は可能です。ご注意ください。

では中日戦の試合結果にまいりましょう。なんたって新外国人のゴメス選手が“ようやく”実戦初出場とあって記者陣やカメラマンは多く、中村GMも視察に訪れました。そういえば中日の落合GMも来られていたそうですね。

そんな中で行われた中日戦は、効果的に加点して6対1で勝利!連敗を6でストップしています。6点も取ったのは今季の教育リーグで初で、2ケタの10安打も久しぶりのこと。そして投手陣が素晴らしかった!

勝った時は監督やコーチ陣が戻ってくる選手をベンチ前で出迎えますが、この日は平田監督がずいぶん前まで出て選手と手を合わせていたような…ことし一番の笑顔だったような気もします。

《春季教育リーグ》3月15日

中日-阪神(ナゴヤ)

阪神 021 100 200 = 6

中日 000 001 000 = 1

◆バッテリー

【阪神】秋山-二神-山本-玉置 / 小宮山-小豆畑(8回裏~)

【中日】岩田(3回1/3)-祖父江(2/3回)-小川(4回)-若松(1回) / 赤田-杉山(8回表~)

◆二塁打

【阪神】柴田(1回、2回)

【中日】高橋周(6回)

◆打撃(打数-安打-打点/三振-四死球/盗塁/失策)

1]中:柴田   ( 2-2-2 / 0-1 / 0 / 0 )

〃右:中谷   ( 2-0-0 / 1-0 / 0 / 0 )

2]遊:北條   ( 5-1-0 / 2-0 / 0 / 0 )

3]指:ゴメス  ( 2-1-0 / 0-1 / 0 / 0 )

〃打指:高山  ( 1-1-0 / 0-0 / 0 / 0 )

〃打指:日高  ( 1-0-0 / 1-0 / 0 / 0 )

4]左:一二三  ( 5-2-0 / 2-0 / 0 / 0 )

5]一:森田   ( 3-0-0 / 0-1 / 0 / 0 )

〃打一:黒瀬  ( 1-0-0 / 0-0 / 0 / 0 )

6]右中:伊藤隼 ( 4-2-3 / 0-0 / 0 / 0 )

7]捕:小宮山  ( 4-0-0 / 0-0 / 0 / 0 )

〃捕:小豆畑  ( 0-0-0 / 0-0 / 0 / 0 )

8]三:陽川   ( 2-1-0 / 1-2 / 0 / 0 )

9]二:荒木   ( 2-0-0 / 0-1 / 0 / 1 )

◆投手(安打-三振-四死球/失点-自責)

秋山  4回 53球 ( 1-4-0 / 0-0 )

二神  3回 42球 ( 2-3-1 / 1-1 )

山本  1回 10球 ( 0-0-0 / 0-0 )

玉置  1回 11球 ( 0-1-0 / 0-0 )

珍しい“追い越し”がありました

まず攻撃。1回は柴田が左中間二塁打で出るも北條のバントで三塁封殺、続くゴメスは初球を中前打しますが後続を断たれ無得点。しかし2回、2死から陽川と荒木が連続四球、柴田の右翼線二塁打で相次いで生還して2点先制!3回は2四死球などで1死一、二塁となり伊藤隼が右前タイムリー。4回も2四球と暴投などで1死二、三塁として岩田が降板し、代わった祖父江の暴投。ここはノーヒットで1点を追加しました。

さらに7回は先頭から3連続左前打(北條ライナー、代打・高山ゴロ、一二三フライ性の打球)で無死満塁!森田は遊直で1死。次の伊藤隼がライトフェンス直撃の二塁打!と思ったら…前の走者・一二三を二塁ベース手前で追い抜いたためアウトとなります。なかなか珍しい光景でしたねえ。でも2人は還ったので2点タイムリー、記録は“ライトフェンス直撃の単打”だそうです。

次に投手。秋山は1回、1死から谷に右前打されましたが高橋周は3球で見逃し三振、中田は左飛。2回は赤坂を空振り、古本を見逃しで連続三振など三者凡退。3回は先頭の宋をセカンド荒木のエラーで出すも後をピシャリ。4回はまた高橋周を見逃し三振で中田を三飛、赤坂を三直。

ついで二神は6回、見逃し三振で1死を取ってから橋爪に四球、2死後に高橋周のタイムリー二塁打(一塁線)を浴びました。しかし中田は空振り三振、7回も三者凡退とキッチリ抑えています。8回の山本は代打・福田と杉山を中飛、代打・松井佑を遊ゴロで三者凡退。最後は玉置が登板して谷から空振り三振を奪うなど、ビシッと3人で片付けて試合終了です。

文句なしの投手陣

試合後の話は投手陣からご紹介します。今季ファーム初登板だった秋山投手は「テンポよくストライク先行で、先頭もしっかり抑えられた。いいリズムで投げられたかなと思います。3イニング目にエラーでランナーを出してからのピッチングがしっかりできた。クイックもいい感覚になっている」と納得の内容だったようです。

1回の先頭打者からずっと初球が見送りのストライクで、10人目で初めて(3回、3人目の橋爪)初球がボールになったくらい。ことし生で初めて見たアッキャマンは圧巻のピッチングでした。久しぶりの実戦にも「力むことなく投げられた」と言い「三振がすべて真っすぐだったので、追い込んでからの変化球を、しっかり低めにコントロールしていけるようにしていきたい」と話しています。

「クイックを課題として、練習で取り組んでいることが、いい感覚で出せた。固める作業に入っていきたい。あとはピンチになった時の投球ですね」と秋山投手。次は1軍のオープン戦でしょう。「もちろん結果にこだわって、先発ローテに入るという強い気持ちで投げていきたい」。そんな気持ちの強さが表れたマウンドでした。

二神投手は「先発のつもりで投げた」そうです。高橋周選手に許したタイムリー二塁打はカットボール。「あそこまで速い打球を打たれるとは…。ただファウルを打たせようと思ってゴロになっただけなので。中田(空振り三振)も思うように投げられた。もう1本打たれなくてよかったです」

この日は小宮山選手と打ち合わせて、押すところは押せたと言っています「カーブもある程度、思うように投げられた。でも長打での1点、その前の四球がダメ。反省すべきところはあります」とのこと。先発ローテの枠を争う秋山投手と同じ試合での登板に「いい意味で競い合っていきたいです。自分の能力を高めることを一番に考えたい。相手がコケたり、落ちていくのは考えずに」と“自力”で勝ち取りたいという二神投手でした。

久保投手コーチは「2人ともいいねえ。去年1年間の足跡が見られる。もう僕の手から離れてるやん。1軍のピッチャー。ただ目を細めるのはシーズンが終わってから。まだ早い。(オープン戦へ?)うん、見送った」と大満足のようです。

また同じくファーム初登板のルーキー山本投手は「まだまだ試したいことはあったし、使っていない球もあったけど、すんなりいけたと思います。1軍では小手先ばかりに頼ったピッチングをしてしまったので、久保さんにアドバイスをもらいました。次いつ呼ばれてもいいように、もっと自分のピッチングを確立させたい」と話していました。今回は「外の真っすぐは放っていません。全部、内だけ。カーブも使わず。まだまだやれることはあるのかな」とのこと。

話を聞けなかった玉置投手ですが、タクシーに乗り込んだところに「きょうはOK?」とジェスチャーをしてみたら、大きくうなずいてくれたので、納得の内容だったんでしょう。玉置投手については、また後日ご紹介したい話があります。お待ちください。

“3人も”マルチヒット

二塁打2本と気を吐いた柴田選手は「バッティング、悪くないです。スタメンで出られるのはありがたい」とのこと。来たチャンスを逃さないために継続あるのみ、ですね。

タイムリー2本の伊藤隼選手は「チャンスの時は、しっかり集中できている感じです。(オープン戦、教育リーグの)どこでやるにしても、自分のことをしっかりやっていかないと」と気を引き締めています。なお7回の“追い越し”事件について、一二三選手は「ハーフウエーで見てました。(一塁から二塁へ)タッチアップ、あ、違う!と思ったらもう隼太さんが来ていた」と説明。

一塁コーチをしていた風岡内野守備走塁コーチによれば「あれは隼太の責任ではなく、全員のジャッジミスでしょう。俺も打球を追ってしまったから。ただランナーが詰まっているから基本はハーフウエーかな」という分析でした。

7回に左前打を放ち、全試合出塁を継続している北條選手。「最近レフト前が多いですね。間を抜けてヒットになっているってことは、いいんだと思います。それにしても岩田さん(中日先発の岩田投手)のスライダー、見極められない!陽川さん選球眼いいですねえ」。確かに2回はほとんどスライダーを投げられて結局、空振り三振。一方の陽川選手は2四球を選んでいます。

八木打撃コーチに聞くと「腕を振られたらアカン。ビュッと振って投げてくる腕を見てしまうから、真っすぐだと思って打ちにいく。ボールを見ていたらわかるのにね。北條もそう。一二三もそう。まだ未熟ってことかな」だそうです。なお一二三選手についても「2本打ったって…4番やで~」と苦笑いでした。とりあえずマルチヒットが3人も出たのは、今季の教育リーグで初めてのことです。頑張りましょう!

16日はルーキー岩崎投手が先発、ゴメス選手は守備にもつきます。