韓国に飛来するB-1B戦略爆撃機に核抑止力は無い

B-1B戦略爆撃機(提供:USAF/ロイター/アフロ)

9月13日、アメリカ軍は戦略爆撃機を韓国に派遣して上空を飛ぶ様子を公開する予定です。この軍事力を見せ付ける行為は9月9日に北朝鮮が実施した核実験に対応するものです。アメリカ軍は機種を公開していませんが、韓国の報道では8月からグアムのアンダーセン基地に配備されているB-1B戦略爆撃機がやってくると報じられています。

B-1B戦略爆撃機には核兵器運用能力が無い

実はB-1B戦略爆撃機はロシアとの核軍縮条約の取り決めで核兵器運用能力が取り外されており、核抑止力を発揮できる兵器ではありません。この事は北朝鮮も当然把握しています。つまり今回のアメリカ軍B-1B戦略爆撃機の韓国への派遣は、北朝鮮に対する核抑止力の誇示が目的ではありません。

アメリカ軍は北朝鮮が今年1月6日に核実験を行った時にも、4日後の1月10日にB-52戦略爆撃機を韓国に派遣しています。この時はB-52戦略爆撃機と韓国空軍の戦闘機が一緒に飛行しており、米韓同盟の強固さを韓国国民に示す事の意味が強かったと言えます。

韓国に戦略爆撃機を飛ばした米国の意図(2016年1月11日) - Y!ニュース

前回飛来したB-52戦略爆撃機も、今回飛来するB-1B戦略爆撃機も、その目的は同じなのでしょう。北朝鮮に対する警告は二の次で、韓国国民を安心させるために飛んで来るのです。