Twitter、音楽ライブや相談、雑談で収益化を目指せる「チケット制スペース」をテスト開始
ラジオ相談室Twitterの新サービス、「チケット制スペース」が始まりました。これは生の、ライブの音声チャット機能スペースを活用して、有料課金式の音声コンテンツを提供できる機能となります。海外における正式名称は「Ticketed Spaces」となります。
「好きなことで、生きていく」とはYouTube Japan公式チャンネルが発したメッセージですが、Twitterは「好きなことをして収益を得る」と、より直接的なメッセージで新機能をアピールしているのが印象的ではあります。
クラブハウスの台頭により、音声コンテンツに脚光が当たった2021年ですが、Twitterという巨大SNSが同機能を実装することにより、喋りのスペシャリストや芸人、芸能人、ミュージシャン、アーティストによるマスメディアとは違うコンテンツが生まれていくのでしょう。
ただし、誰でも「チケット制スペース」機能を使えるわけではありません。
利用条件は以下となります。
1.フォロワーが1000人以上いる
スペースを開設するユーザーのフォロワーに対して、「チケット制スペース」の案内を送るというシステム上、一定数のフォロワーを持つユーザーのみが対象となります。
2.過去30日間にスペースを3件以上ホストしている
いままで定期的にスペースを開設してきたユーザーから、優先的に案内しているのでしょう。他のユーザーが開いたスペースに参加しているだけでは権利を得ることができないので、注意が必要です。
3.18歳以上である
YouTubeなども同様ですが、18歳未満のユーザーでは収益を得ることができません。
他の収益が得られる音声コンテンツサービスとの大きな違いですが、「チケット制スペース」には"会話に参加できる"機能があることでしょう。既存のスペースの機能を考えるに、会話に参加できる"スピーカー"と話を聴く"リスナー"は、ホストによって選ばれるものとなりますが、ラジオ相談室のようなコンテンツも提供しやすいですし、質問コーナーを設けたトークショーの展開も考えられます。
「チケット制スペース」を開設する際、最初にオンエアの日時とチケット枚数、価格を設定します。
続いて「チケット制スペース」のツイートを行い、フォロワーにアピールします。現時点ではどのような決済方法でチケットの料金を支払うのかは不明です。
チケット販売収益の最大97%が利益となります。約45日後に振り込まれるとのことです。
Twitterの「チケット制スペース」にチャレンジしたいと考えている方は、まずスマホのTwitterアプリをアップデート。スマホのTwitterアプリのメニューを開き、「☆収益を得る」の項目が追加されているかどうかを確認しましょう。