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「若く見られる」が結婚相談所では女性の“武器”にならない理由

村上れ以子成婚率東日本トップの仲人士(結婚相談所運営) 元新聞記者

★「若く見られる」は若くないこと、本当に若い人には「若い」と言う★

結婚相談をお受けしていると、一定の割合で、「私は若く見られるんです」という女性から相談をいただきます。

アラフォー女性が多いですね。

若く見られるから、同年代や年下男性と結婚したい

という方は、結婚情報サービスセンターや結婚相談所での結婚には向きません。

なぜなら、結婚情報サービスセンターや結婚相談所では、最初に釣書(プロフィール)を見ていただくことになるからです。

「若く見られる」以前に、実年齢がわかってしまうんです。

「若く見られる」方は、そのための努力をしてこられたことと思います。とても素敵です。

だけど「若く見られる」は「若くない」ということ、それも事実。

本当に若い人には「若いね」と言います。「若く見えるね」とは誰も言いません。

★結婚相談所での活動は1歳でも若いほうが有利★

結婚相談所での活動は、女性だったら1歳でも若いほうが有利なんです。

なぜなら、男性の多くは「子どもがほしい」という動機で婚活をスタートする方も多いからです。

40代や50代男性も「子どもが欲しい」とおっしゃって、結婚相談所の門を叩かれます。

「子どもが欲しい」という男性会員さんは、可能な限り若い女性とお見合いをしたいと考えます。

実際に40代や50代でも30代の女性とお見合いできているんです。

(お見合いを組むためのコツはあります)

実際には、30代後半や40代でも出産可能で、私自身も36歳と40歳で出産しています。

だけど、昨年6月に「産みたいのに 産めない~卵子老化の衝撃~」というタイトルでNHKスペシャル(NHK)が放送した中にもあったようですが、若い方が出産へのリスクが少ないと一般認識されています。

NHKスペシャル「産みたいのに 産めない~卵子老化の衝撃~」

★「若く見える」は結婚相談所では武器にはならない★

だから、最初に実年齢がわかる結婚情報サービスセンターや結婚相談所では、「若く見える」ことは武器にはなりません。

いくら「若く見え」ても、実年齢が“邪魔”して、希望の年下男性と会うことは簡単ではありません。

「若く見える」を武器に年下男性と結婚したいのなら、最初に年齢がわからない“場所”で婚活するしかないんです。

パーティーや合コン、友人知人の紹介などの手段でお相手を探されることをオススメします。

もちろん、

「若く見えるから年下男性と結婚したいけど、年下でも年上でもこだわらずに多くの方とお見合いして、自分と合う方を探したい」

という女性は、結婚情報サービスセンターや結婚相談所での婚活で成果が出る可能性は大いにあります。

若く見えるから、本当に年下と相性がいいかなんて、わかりませんよね。

自分が持っている「既存概念」を取り払い、考え方を変えることで、可能性が一気に広がるものです。

成婚率東日本トップの仲人士(結婚相談所運営) 元新聞記者

キャリア5年で成婚数、成婚率とも東日本1位仲人士に。17年間のスポーツ担当記者時代に取材した国内外トップスポーツ選手・コーチの必勝ノウハウを婚活にいかし、難しいといわれる30代・40代・50代の中高年と親の婚活で、通常の8倍の割合で会員を成婚に導く。慶應義塾大法学部政治学科卒業。既婚、二児の母で、趣味は子どものスポーツ応援。

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