リオ五輪現地レポート 灼熱のマナウスで抱く手倉森ジャパンへの期待

ブラジル・マナウスで練習に励むサッカーU-23日本代表(写真:ロイター/アフロ)

サッカーU-23日本代表がリオデジャネイロオリンピック(リオ五輪)のグループステージ第1戦、第2戦を戦う都市、マナウスに筆者が入って3日が経った。

とにかく、暑いの一言だ。連日最高気温が35度を超え、陽が出ている時間帯に外を歩くと、湿度も高いため汗が猛烈に噴き出してくる。

日本代表の試合は2試合とも現地時間で21時キックオフのため、灼熱地獄の中での試合は避けられるが、それでも気温25度前後の環境でプレーする形となり、消耗戦になるだろう。

現地入りしてみて感じるのは、日本代表サポーターの少なさだ。2年前のブラジルワールドカップ(W杯)も筆者は参戦したが、当時は数千人の日本人がブラジルの地を訪れた。

今回のリオ五輪は、Facebookの「海外アウェイ現地参戦組」コミュニティの動向を見ていても、ブラジルまで応援に来るサポーターの数はざっと見積もって100人前後になるはずだ。

つまり2年前のブラジルW杯と比べて、今回のリオ五輪に現地参戦するサポーターは数十分の一に減る形となる。フル代表とU-23の違い、ジカ熱の流行、治安の悪化など要因は様々だが、いちサポーターとして寂しい限りだ。

世間の期待と成績が相反する結果となるジンクス

しかしここ数年、フル代表や世代別代表を問わず、日本代表全体の戦績を見ていると、世間の期待値が低い時ほど成績が良いというジンクスがある。

2010年南アW杯、2012年ロンドン五輪は前評判が芳しくなかったが、どちらもグループステージを突破した。それに対して2006年ドイツW杯、2008年北京五輪、2014年ブラジルW杯は国民の期待値が比較的高かったが、決勝トーナメント進出はならなかった。

今回の手倉森ジャパンの下馬評は、半年前にアジアチャンピオンに輝いたにも関わらず、決して良いものではない。同組に入ったナイジェリア、コロンビア、スウェーデンの顔ぶれを見てみても、期待値が上向いてこないのも致し方ない。

ただし、初戦の対戦相手のナイジェリアが試合の2日前になっても、ブラジル入りできていないトラブルに巻き込まれているとの一報が入ってきた。朝日新聞の記者のツイートによると、試合前日の監督会見もキャンセルになった模様だ。

初戦の相手がキャンプ中に問題を起こしているのは、6年前の南アW杯と似ている(初戦の相手カメルーンがチームメンバー同士で内紛を起こしていた)。

1月のアジア予選におけるチーム内得点王、FW久保裕也の欠場は痛いが、替わりに登録されたFW鈴木武蔵はこの手倉森ジャパンでずっと使われ続けてきた選手であるため、心配無用だろう。

手倉森ジャパンの運命の初戦は、日本時間で8月5日午前10時キックオフだ。NHK総合で生中継されるので、是非テレビ越しに声援を送ってほしい。筆者もスタジアムで声を枯らして応援する予定だ。