全国の小中学校の教員の自宅や学校に現金を要求する脅迫文が相次いで郵送された問題で、徳島中央郵便局(徳島市)の消印が押されていた封書が少なくとも250通に上ることがわかり、徳島県警は恐喝未遂容疑で捜査を始めた。

出典:徳島の郵便局消印250通超…教員へ脅迫文問題:読売新聞

3月中旬に、沖縄を除く全国の小中学校の教員に「復讐する」といった内容の脅迫状が届きました。各新聞社等の調べによると、2500人以上に送られているという事です。すでに亡くなられた人にも送られている事から、恐らく古い、何らかの教職員団体の名簿によって、事実上不特定多数の教職員に脅迫状が郵送したのでしょう。脅迫の内容とはまったく無関係と考えられます。

ネット時代である現代、不特定多数のメールを送りつけて、脅迫を行い、それに誘導された少数の人から金品を脅し取る手口は多数有りましす。もちろん、犯人は何の確証もなく脅迫文を送っているのです。この手口はネット以前の時代から有りました。ネット時代になってから、脅迫状を送るコストが格段に低下し、その脅迫状の内容がバラエティに富むようになったのです。脅迫ではなく、人の欲求を利用した内容が主になり、有名な「ナイジェリアの手紙詐欺」(wikipedia参照)のような類いが頻出しました。その変形として、「主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました」というスパムまであります。ネットの場合、何十、何百万通も不特定多数の相手に送りつけて、たとえその中で数人でもかかれば穏当なのです。手紙では、そうはいきません。何十万通も送れば、紙代、印刷費、さらに郵送費だけで数千万円になり、コストに見合わないでしょう、手紙ではネットに比べて、一桁も二桁も確度をあげなければならないのです。そう言う意味で、教員への脅迫状の内容はその時代、世相を反映しているのかも知れません

この事件の脅迫状の投函元の多くは徳島市内ということです。私の記憶が正しければ、20年以上前に徳島在住の人が、企業役員あるいは管理職の名簿を手に入れて、その名簿から不特定多数に、「不倫の現場を見ました」という脅迫状を郵送し、その中の少なくない人から金を脅し取ることに成功した事件が有りました。当時の週刊誌で大きく取り上げられていました。その手口と酷似しています。何か関係はあるのでしょうか。