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台風7号 小笠原諸島を直撃のおそれ 沖縄は梅雨入りか

増田雅昭気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
台風7号の進路予想図(18日午後3時)

台風7号が、非常に発達しています。台風は今後も北上を続け、19日(火)~20日(水)頃に小笠原諸島を直撃するおそれがあります。

小笠原諸島では厳重警戒を

17日午後3時の気象衛星画像。南海上の台風7号が発達。眼がはっきりと見える。
17日午後3時の気象衛星画像。南海上の台風7号が発達。眼がはっきりと見える。

台風7号は、19日~20日に小笠原諸島へ接近する頃には、発達のピークを越えていますが、それでも非常に強い勢力で近づく予想です。

直撃コースとなるおそれもあり、小笠原諸島では暴風や大雨、高波などに厳重な警戒が必要となります。

台風7号は東へカーブし、本州への接近はありません。ただ、太平洋岸には台風からのうねりが届くため、本州付近でも今週は高波に油断できない状況となります。

少雨は解消か

小笠原諸島の父島では、ここ3か月の雨量が、平年の半分ほどとなっています。 

同じく冬~春に少雨だったのが、世界自然遺産に登録された4年前。この時は31年ぶりの大渇水となり、海水を淡水化する装置を設置するほどに。8月終わりに台風が近づくまで少雨が続きました。

今年は台風7号の雨によって、少雨は解消しそうです。

台風は、人間の思い通りにならない水資源とは分かってはいるものの、被害が出ない程度にうまく雨を降らせてほしいものです。

沖縄は今週中にも梅雨入りへ

今回の7号のコースは、5月の台風の主なコースの一つです。

沖縄・本州に接近した先日の台風6号の時は、南の季節はずれの高温の空気が強く、台風はピークシーズンのように北上しましたが、台風7号の動きをみると、ようやくこの時期らしい大気の流れ、気圧配置に落ち着きつつあるようです。

梅雨前線も例年通りの位置に落ち着きそうで、遅れている沖縄の梅雨(平年は5月9日頃)も、今週中には入る見通しです。

気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属

TBSテレビ・ラジオ気象キャスター。大学在学中に気象予報士を取得し、民放キー局の報道番組に学生予報士として出演。気象キャスターに携わりながら、企業への予報やアドバイザーも長年担当し、甲子園での高校野球の大会本部気象担当を務めたこともある。災害から身を守る気象情報の使い方など講演も行うほか、Twitterで気象情報を毎日発信。著書に『TEN-DOKU クイズで読み解く天気図(ベレ出版)』がある。1977年滋賀県甲賀市生まれ。

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