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円安で狂う日本の防衛力増強…取得先送りの装備も #専門家のまとめ

高英起デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト
米国から輸入予定のF35B戦闘機(写真:ロイター/アフロ)

日本の防衛力整備計画が、円安で縮小を迫られている。すでに調達数を半減させたり、取得を見送ったりした装備も出始めている。その一方、日本が防衛力を増強する理由の一つである北朝鮮は、欧州と中東の戦火に乗じて兵器を輸出している。それにより国力が改善すれば、さらなる軍事力増強に向かうだろう。

▼防衛省は予算全体が目減りする中で調達に優先順位をつけ始めた。

▼韓国の情報機関・国家情報院によれば、北朝鮮はロシアに対して8月上旬以降、100万発以上の砲弾を輸出している。

▼ウクライナ戦争に続いてイスラエルとハマス間の戦争まで起きたことで、武器の値段は暴騰している。

デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト

北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。関西大学経済学部卒業。98年から99年まで中国吉林省延辺大学に留学し、北朝鮮難民「脱北者」の現状や、北朝鮮内部情報を発信するが、北朝鮮当局の逆鱗に触れ、二度の指名手配を受ける。雑誌、週刊誌への執筆、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に『コチェビよ、脱北の河を渡れ―中朝国境滞在記―』(新潮社)『金正恩核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』(宝島社)『北朝鮮ポップスの世界』(共著)(花伝社)など。YouTube「高英起チャンネル」でも独自情報を発信中。

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