5月12日から14日にかけての雨の特徴

一つは長く降り続くという点です。

12日の午後に降り出して、14日の午前中にかけて降りやすい状況が続きます。丸2日間降って、総雨量が多くなりそうです。

雨が止む14日午後3時までの72時間雨量を見ると、200ミリを超える雨が予想されていているところが多く、伊豆の天城山周辺は300ミリを超える予想になっています。年間降水量の1割ほどが一気に降ると土砂災害などが起こりやすくなるといわれていますが、まさにそのぐらいの雨が降りそうです。

そしてもう一つの特徴が、雨のピークが２回あるということです。

13日午前9時の予想天気図で理由を見てみると、前線上の低気圧が近づくでしょう。低気圧に向かって東の高気圧の縁を回る湿った空気が集中的に流れ込み、雨雲が発達しそうです。

またそのすこし西側、九州にあたりで前線が少し北に折れ曲がっています。

ここには西の方から非常に湿った空気が流れ込んで、雲が発達しそうです。

雨が強まるタイミングは

時系列予報を見てみると、雨は12日の午後に降り出しそうです。13日の午前中に一度目の雨のピークとなるでしょう。13日の午後は一旦収まりますが、13日夜から14日の午前中に再び強まりそうです。14日の午後は次第に雨はやんでくるでしょう。

今回は一度雨が降り出すと長く続くため、12日の午前中まで大雨の対策を行いましょう。雨どいや排水溝の点検をしておくとよさそうです。