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台風10号の静岡県への影響は

伊藤麻衣気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
8月12日午後1時の気象衛星画像(ウェザーマップ提供)

台風10号はゆっくりと日本に近づいています。

静岡県はすでにこの台風の影響が出ています。

海のレジャーシーズンですが、高波に注意・警戒を

今、影響が出てきているのは波です。すでにうねりが入っています。

太平洋沿岸部には広く波浪注意報が、お隣の愛知県には波浪警報が出ています。

波浪警報・注意報(提供:ウェザーマップ)
波浪警報・注意報(提供:ウェザーマップ)

静岡県の波の予想は、今日は4メートル、明日5メートル、明後日6メートルと台風が近づくにつれさらに高くなるでしょう。また、これから大潮の期間になります。

神奈川県や千葉県では人が海に流される事故も出ています。海に出かける方も多い時期ですが、注意・警戒が必要です。

台風の中心は遠くても暴風・大雨の恐れ

台風は今日12時の段階で父島の西南西500キロメートルのところにあります。

台風10号の進路図(提供:ウェザーマップ)
台風10号の進路図(提供:ウェザーマップ)

風速15メートル以上の強風域の半径が500キロメートル以上ある、大型の台風です。

500キロメートルは静岡から西に行くと広島県あたりです。

つまり大型の台風と言ったら、広島県あたりに台風の中心がいっても、静岡県は強風域に入ることを意味します。

さらに、最新の台風進路を見てみると、風速25メートル以上の暴風域に入る可能性が静岡県西部にはあります。

(赤色で囲われている部分が暴風警戒域)

日本に接近、上陸するのは今のところ、木曜日の午前中です。

西日本に近づくとみられ、静岡県からは離れているように感じますが、前述のとおり、今回の台風は大型ですので、風の影響は出てきそうです。

さらに大雨の可能性も出てきました。

静岡県中部の早期注意情報(警報級の可能性)(気象庁HPより)
静岡県中部の早期注意情報(警報級の可能性)(気象庁HPより)

今日の午前11時に発表された警報級の可能性では、木曜日と金曜日に大雨の可能性[中]が付きました。

[高]ほどではないものの、命に危険を及ぼすような警報級の可能性があるということを表しています。

今回の台風は、東側に大きく雲が広がっています。

このため西日本に中心が進んでも、外側の雨雲がかかり、県内も大雨になる可能性があるのです。

8月12日午後1時の気象衛星(ウェザーマップ提供・筆者加筆)
8月12日午後1時の気象衛星(ウェザーマップ提供・筆者加筆)

台風10号、遠くに中心が行くからと油断せず、大雨や暴風の対策を進めてください。

気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属

静岡県御前崎市出身。2011年に気象予報士資格を取得。2014年にNHK広島放送局で気象キャスターをはじめ、2017年からは地元のNHK静岡で気象キャスターを務める。たっぷり静岡(平日・午後6時10分~)に出演。地域に根ざした天気や、天気というフィルターを通すと気づく静岡の魅力をお伝えします。

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