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AIを搭載したOffice、スマホでの生産性が爆上がりか 石川 温の「スマホ業界新聞」Vol.508

石川温ケータイ/スマホジャーナリスト

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石川 温の「スマホ業界新聞」

2023/03/18(vol.508)

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《目次》

1.マイクロソフトがAIで仕事がラクになる「Microsoft 365 Copilot」を発表

----スマホもAIチャットで生産性が爆上がりか

2. 生成系AIブームで影薄いソフトバンクグループ

----孫会長の「AI革命」とは何だったのか

3.総務省、キャリアショップによる「MNP転入評価」で非公開議論

----MNPワンストップ化で顧客獲得競争過熱は是か非か

4.今週のリリース&ニュース

5.編集後記

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1.マイクロソフトがAIで仕事がラクになる「Microsoft 365 Copilot」を発表

----スマホもAIチャットで生産性が爆上がりか

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マイクロソフトはWordやExcel、PowerPointにGPT-4を搭載した「Microsoft 365 Copilot」を発表した。

現状では一部企業でテスト的に運用され、発表会ではその一部が公開されただけに過ぎないが、とにかく働く人たちへのインパクトはかなり大きい。「これまで、我々がパソコンの前で格闘していた時間は無駄だったのか」と思える進化を遂げている。

なんせ、Excelであれば、データを元に分析し、グラフ化して、見やすい資料にしてくれたり、PowerPointであればお題を与えれば、写真やグラフィックを上手いこと加工してプレゼン資料を作ってくれる。

チャット形式で相談できる「副操縦士」として、大活躍してくれる「イメージ」が満載であった。

マイクロソフトは新しいBingで検索の世界において「ゲームチェンジャー」になりそうな雰囲気であったが、まさにオフィスでの文書作成でもゲームチェンジを起こしてくれることは間違いない。

ただ、マイクロソフトの新機能はあくまで「副操縦士」であって、自分の思い通りにAIが文書作成してくれるとは限らなそうだ。おそらく、副操縦士にいかに自分のやりたいことを理解させて指示するか、自分が設定したゴールに導き出すための「質問力」というものが必要になってきそうだ。

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ケータイ/スマホジャーナリスト

日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経TRENDY編集記者としてケータイ業界などを取材し、2003年に独立。現在は国内キャリアやメーカーだけでなく、グーグルやアップル、海外メーカーなども取材する。日経新聞電子版にて「モバイルの達人」を連載中。ニコニコチャンネルでメルマガ「スマホ業界新聞」を配信。近著に『これからの5Gビジネス』(エムディーエムコーポレーション刊)がある。

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