米は平均1.98回/日…主食をどれだけ食べているかをさぐる

↑ 食事に欠かせない主食群、米などが食べられている頻度は。(写真:アフロ)

・1日あたりの主食の平均食数は米が1.98回、パン類が0.46回、麺類が0.22回など(2017年度)。

・既婚・単身別では既婚者の方が米やパン類を食べる回数が多く、単身者の方がめん類や「その他」のカテゴリ食を食べる機会が多い。

・米の内容を詳しく仕切り分けすると、炊飯がもっとも多いが、単身者ではやや少なめとなり、代わりに中食や外食が多くなる。

食事のメインとなる主食。日本では米、パン、めん類がメジャーどころだが、それらはどれほどの頻度で食されているのだろうか。JC総研が2018年4月に発表した農畜産物の消費行動に関する調査(※)の結果報告書から確認する。

報告書では調査対象母集団に対し、1週間分・21食における各属性別の主食食数を尋ね、その平均値が公開されている。次に示すのはその値を単純に7で割り、1日あたりの主食食数を算出したもの。平日と土日が合わさった形であることから、曜日特性を考慮しない、純粋な平均的食数としてのものとなる。またどこで調達したか、つまり内食か中食か外食かは次のグラフ項目では考慮せずに、すべてまとめている。

↑ 1日の主食平均食数(2017年度)
↑ 1日の主食平均食数(2017年度)

米を主食とする食事の回がもっとも多く1.98。次いでパン類が多く0.46、さらにめん類が0.26と続く。その他(シリアル類、果物やヨーグルトなど)も0.12ほど確認できる。また完全な欠食「食べない」も0.23との値が出ている。

属性別に見ると大よそではあるが、既婚・単身別では既婚者の方が米やパン類を食べる回数が多く、単身者の方がめん類や「その他」のカテゴリ食を食べる機会が多い。また「食べない」も単身者の方が多く、多忙さ、食事の準備の面倒くささなどから食事を欠いている機会が多い実情がうかがえる。

男女別では男性の方が米を食べる機会が多く、女性はパン類・めん類が多い。

このうち米に関して、その内情を詳しく仕切り直したのが次のグラフ。

↑ 1日の主食平均食数(「米が主食」の内訳)(2017年度)
↑ 1日の主食平均食数(「米が主食」の内訳)(2017年度)

炊飯がもっとも多いのはどの属性でも変わらないが、やはり手間がかかるのと一度に炊ける量の関係から、単身者は少なめ。その分、中食や外食が多くなっている。特に単身男性はその傾向が強く、中食・外食が他の属性と比べて大きく飛びぬけている様子が分かる。

他方単身女性は中食のうち加工食品(パックご飯、レトルトのおかゆ、冷凍ピラフ、餅など加工食品の米)は少なめで既婚男女と変わらないものの、調理済み食品(弁当、おにぎりなど調理済みの米)の食数は多め。男女の中食に関するこだわりの違いが見えてくる。

なお既婚男性と既婚女性とでは、前者の方が中食(調理済み)・外食の値が大きめ。これは就業中の昼食がカウントされていると考えれば道理は通る。

属性別の生活様式にもよるが、食事を用意する際の手間が米の食事のハードルとなっているようだ。

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※農畜産物の消費行動に関する調査

直近年度分は2017年12月15日から19日にかけて、全国の主婦(既婚女性)・既婚男性・単身(独身)女性・単身(独身)男性に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は2162人。男女比はほぼ1対1、年齢階層別構成比は20代以下174人・30代291人・40代359人・50代338人・60代409人・70代以上591人。調査実施機関はインテージ。過去の調査もほぼ同様の条件下で行われている。

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