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ゴルフ界の王者タイガー・ウッズ、長年の恋人からセクハラで訴えられた!?

舩越園子ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学・客員教授
(写真:ロイター/アフロ)

 ゴルフ界の永遠の王者タイガー・ウッズと5年半以上の交際を続けてきたエリカ・ハーマン(39歳)が、ウッズからセクシャルハラスメントを受けたとして、フロリダ州の連邦裁判所に提訴。3000万ドルの損害賠償などを求めていることが、米ゴルフウィーク誌によって報じられた。

 ウッズとハーマンは、2017年から交際を始め、フロリダ州ジュピターにあるウッズの豪邸に同居していた。

 4度目の腰の手術を受けたウッズが痛みに耐え切れず、薬を乱用して車を運転し、逮捕された時期も、ハーマンはいつもウッズの傍らにいた。

 2019年マスターズで奇跡の復活優勝を果たした時も、2021年2月の交通事故でウッズが重傷を負った時も、常にハーマンがウッズを支えていた。

 しかし、ゴルフウィーク誌の報道によると、ウッズとハーマンの関係は昨年10月に終わっていたとのこと。

 そして、決別から数週間後の10月下旬、ハーマンはウッズからセクシャルハラスメントを受けたとして、フロリダ州の裁判所に訴状を提出したという。

 現状では、ハーマンがウッズから具体的にどんなセクシャルハラスメントを受けたのかといった詳細は一般には明かされていない。ハーマンは自身の資産の一部がウッズによって不当に流用されたとも訴えており、それに対しては4万ドルの賠償を求めている。

 ハーマンの訴えの真偽のほどは今のところは不明だが、ウッズ側は昨年12月、ウッズとハーマンの間には元々、秘密保持契約が結ばれていることを理由に、提訴の取り下げをハーマンに求めているとされている。ハーマンは逆に態度を硬化させ、取り下げを拒んでいる様子である。

 ウッズは今年2月に自身の財団がサポートするPGAツアーの大会、ジェネシス招待に出場したが、今後の試合出場は限定的になると語り、今週の「第5のメジャー」プレーヤーズ選手権には出場していない。

 次にウッズが公の場に姿を現すのは、来たる4月のマスターズになる見込みだが、長年の恋人からセクハラで訴えられるという事態が起こり、それが明かされた今、ウッズがどう対処するのかが注目される。

ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学・客員教授

東京都出身。早稲田大学政経学部卒業。百貨店、広告代理店勤務を経て1989年に独立。1993年渡米後、25年間、在米ゴルフジャーナリストとして米ツアー選手と直に接しながら米国ゴルフの魅力を発信。選手のヒューマンな一面を独特の表現で綴る“舩越節”には根強いファンが多い。2019年からは日本が拠点。ゴルフジャーナリストとして多数の連載を持ち、執筆を続ける一方で、テレビ、ラジオ、講演、武蔵丘短期大学客員教授など活動範囲を広げている。ラジオ番組「舩越園子のゴルフコラム」四国放送、栃木放送、新潟放送、ラジオ福島、熊本放送でネット中。GTPA(日本ゴルフトーナメント振興協会)理事。著書訳書多数。

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