“菊陽町は宝くじが当たったような町になった”…半導体巨大企業の進出に沸く熊本を徹底取材!
■【独自】日本政府がTSMC熊本工場にさらなる支援へ…24日に正式発表か
今月、TSMCは菊陽町に2つ目の工場を建設することを発表したが、日本テレビの取材によると、日本政府はこれに1つ目の工場への支援をさらに上回る“巨額の補助金”を投じる方針だ。24日に行われる開所式で正式発表するとみられる。 ある住民からは、TSMCの進出で菊陽町が“バブル”だと言われていることについて、「バブルにならないよう、足元、しっかりと計画をたててほしい」との声が聞かれた。
■「日の丸半導体」復活へ… カギは“賃上げ”
日本政府も過去の「反省」をいかし、TSMC熊本工場だけでなく、北海道千歳市に建設中の、大手日系企業8社が設立した新会社・ラピダスの工場にも、多額の補助金を投入。TSMCよりもさらに最先端の半導体の製造を目指している。 ある政府関係者は、「日本は10年前から中国や韓国に比べ賃金が安い。誰がこんな安い給料で日本に残りたいと思うか。日本は理系の技術者を飼い慣らしてきた。経営者も、意識を変えなければいけない」と話し、“賃上げ”が鍵になると強調する。“半導体バブル”を“バブル”にしないためにも、日本企業には、“技術者を大切にする環境整備”も求められている。