フィフィ 悪質ホスト対策で“色恋営業”など罰則強化に「ホストだけでなくメンコン、男性客相手の店も…」
エジプト出身のタレント、フィフィ(48)が20日、自身のSNSを更新。女性客に高額な売掛金を負わせ、売春させるなどの悪質ホストクラブ問題を議論する警察庁の有識者検討会が19日にホストや介在する性風俗スカウトに対する罰則強化を提言する最終報告書をまとめたことに言及した。 この最終報告書を踏まえ、政府は風営法改正案を来年の通常国会に提出する方針。改正案は恋愛感情に乗じた女性客への高額請求や、不当な売掛金の取り立てを規制し、ホストクラブの運営法人への罰則も大幅に引き上げる見通し。 警察庁は悪質ホストクラブの背後で、交流サイト(SNS)などでつながる「匿名・流動型犯罪グループ」が不当な利益を得ている可能性があるとみている。露木康浩長官は同日の定例記者会見で「卑劣なビジネスモデルを解体し、実質的な責任者の排除を目指す」と述べ、さらに取り締まりを進める考えを示した。 報告書は、恋愛感情につけ込んで高額な飲食をさせる「色恋営業」や、売掛金の取り立てのために女性を威圧して売春させたり、性風俗店で働かせたりする不当行為を規制すべきだとした。改正案では、色恋営業をした店は営業禁止などの行政処分対象とするほか、不当な取り立てを禁止し、罰則を設ける。検討会は、スカウトが多額の売掛金を抱えた女性を性風俗店へあっせんする構造も規制すべきだとした。政府は、女性を性風俗店に紹介した際に店側から対価として支払われる「スカウトバック」を禁止し、刑事罰の対象とする方向で検討する。 フィフィは「悪質ホストクラブ対策で色恋営業や『スカウトバック』規制へ」と題された記事を引用し、「ホストに限らずメンコンとかでもやってるし、あと男性客相手の店でもやってる。ホストだけに限定しなくていいよね。それにしても色恋営業って、恋心を利用する側も、刺されるほどの高リスクなのに、よーやるわ」とつづった。 続く投稿では「なぜホストだけが問題視されてキャバは野放しなの?という声を聞くけど、女性客は風俗に落として、更に大金を引っ張れるからだと思う。そもそも風俗で働くよう脅すのがアウト。今後はスカウトが女性客を風俗店に紹介した際にもらうスカウトバックという対価などについても規制されるかも?だそうです」と記した。 「メンコン」は、メンズコンカフェの略。コンカフェは、特定のテーマやコンセプトにもとづいて運営されているカフェで、メンズコンカフェは、女性客を接客する男性キャストがいるコンカフェ。 エジプト生まれのフィフィは、2歳の時に日本に家族で移住。中京大情報科学部を卒業後、就職し、01年に日本人男性と結婚。第1子の長男を出産した05年にTBSのバラエティー番組「アイチテル!」でタレントデビュー。「ファラオの申し子」のニックネームで、歯に衣着せない言動で人気となった。