『りそなグループ B.LEAGUE 2024-25シーズン』の開幕を飾る、群馬の辻直人と王者広島の山崎稜が意気込み「我慢比べの試合になる」
山崎「良いスタートを切れるように全力で戦いたい」
Bリーグ2024-25シーズンは10月3日の群馬クレインサンダーズvs広島ドラゴンフライズで開幕する。9月24日に実施された『Bリーグ2024-25シーズン ティップオフカンファレンス』で、他クラブに先駆けて対戦する群馬の辻直人と広島の山崎稜が開幕戦について語った。 昨シーズン王者の広島は日本代表候補に名を連ねるビッグマンの市川真人、2021-22シーズンに特別指定選手として在籍した渡部琉の2名が新たに加入。昨シーズンで現役を引退した朝山正悟を新指揮官に迎え連覇を目指す。昨シーズンのBリーグチャンピオンシップMVPに輝いた山崎稜はチーム内の日本人選手最年長として「背中でチームを引っ張っていけたらなと思います」と個人の抱負を話し、「まだまだ成し遂げてないものがたくさんあります。まずは西地区で1位を取ることを目指してやっていく中で、結果が出てくると思いますし、昨シーズンに優勝したっていうモノは捨て、自分たちはまたチャレンジャーという風に挑戦していく気持ちです」とチームとしての想いも語った。
辻「弾むような戦いができればと。非常に盛り上がる試合ができればいい」
群馬は、広島をBリーグ初優勝へ導いたカイル・ミリングヘッドコーチを招聘。新戦力として2021-22シーズンMVPの藤井祐眞、ドイツ代表のヨハネス・ティーマンらの即戦力4名を迎え入れた。今シーズンよりキャプテンを務める辻は、「チームをまとめるようなプレーだったり、今までにお見せすることができなかったところを見てもらえたらうれしい」と、個人としての抱負を語った。 また、再びタッグを組む事となったミリングヘッドコーチについて「2シーズン一緒に過ごして、本当に陽気なおじさんだなって感じていましたし、またその陽気なおじさんと一緒にバスケができるのは本当に僕もうれしいです」とコメント。「プレー面についても本当に自分の強みを分かってくれていますし、一番(強みを)出せるようなバスケットスタイルになっているので、開幕が待ち遠しいです。広島では彼と一緒にCSに出たというクラブの歴史を作れたので、またこの群馬で新たな歴史が作れたらいいなと思います」 互いに新ヘッドコーチの下で挑む開幕戦に向け、2人はこのように意気込んだ。 「今シーズンは朝山ヘッドコーチの下で昨シーズンとはまた違うバスケットのスタイルになっています。まだ具体的なことは言えないですけど、新しいヘッドコーチのスタイルがどれぐらい出せるかが鍵になってくると思うので、そこは注目していただければと思います」(山崎) 「初戦なのでお互いに気負う部分もあると思いますし、うまくいかない時間帯の方がもしかしたら長いかもしれません。でも今シーズンは新しいスタイルをみんなでやろうと本当に努力しています。まだその完成度は低いですけど、そこはコミュニケーションを取ってカバーができる部分もあると思います。我慢比べの試合になると思っています」 (辻) 『りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 B1リーグ戦』第1節、群馬クレインサンダーズvs 広島ドラゴンフライズは10月3日、オープンハウスアリーナ太田で19時05分よりティップオフだ。
バスケット・カウント編集部