【バレー】デンソーテンレッドフェニックスは対象を問わず充実の指導を実施 ひょうごスポーツ応援部主催「バレーボール交流会(小学生対象)」&親和女高合同練習会
9人制女子のトップチームが1日がかりで熱血指導
スポーツを頑張る兵庫の子どもたちをサポートする「ひょうごスポーツ応援部」の依頼により、9人制女子のトップチームであるデンソーテンレッドフェニックスが小学生を指導する「デンソーテン レッドフェニックス バレーボール交流会」が12月8日の午後にデンソーテン体育館(兵庫)で開催された。 同日午前中に、デンソーテンは親和女高(兵庫)との合同練習を開催。同校は春高兵庫県予選の決勝で惜しくも兵庫大附須磨ノ浦高に敗れたが、県2位の強豪である。今年9月に強化合宿で訪れた、デンソーテンOGの中村阿寿紗監督率いる西日本短大附高(福岡)の縁もあって今回の合同練習が実現し、親和女高のメンバーは午後からのバレーボール交流会も手伝ってくれた。 この日は第45回近畿小学生選手権大会が行われていたうえ、インフルエンザや風邪の流行もあって参加人数は15人と少なめだったが、その分一人一人に選手が担当として付くことができ、密度の濃い指導が実現した。
ハイレベルな高校生とは合同練習で刺激を与え合う
<親和女高との合同練習メニュー> アップ、強打レシーブ、3人レシーブ、ポジション練習(ブロック、レシーブ、トス)、試合形式 午前中に合同練習を実施した親和女高は、学校の強化クラブに選ばれ、寺口朋孝監督が指導を始めてから3年目にして県2位の成績を残した成長著しいチームである。大学生と練習することはあっても、実業団とは初めてということで最初は緊張気味だったが、真剣に取り組む姿が光った。 練習のメインはレシーブとブロック。3人レシーブはふだんの練習でも取り入れているというものの、「ボールを出す人の動きを察知して素早く準備、次につながるようなボールを上げる」といったデンソーテン竹口和三GMの指導は初めてとのこと、とても実践的で勉強になった、と好評だった。 ポジション練習では、前衛の選手が主導となってのブロックや、デンソーテン藤本幹朗監督の正確な打ち込みによるサーブレシーブのほか、セッターは児玉光涼選手とのマンツーマンでトス練習を行った。9人制と6人制で異なる部分もあるが、デンソーテンの選手たちもかつては6人制のトップチームで活躍した名手ばかり。学生時代を思い出し、少しでも多くのことを学んで欲しいと熱を込めて指導にあたった。 最後は試合形式を実施して午前中の合同練習は終了。短い時間ではあったが、いい影響を与え合い、充実した練習を行うことができた。