「ユウキは本当に気の毒だ」ローソンのレッドブル昇格報道に英識者が憤り 角田裕毅を起用して「うまくいかなければリアム昇格もできた」とも
大きな注目を集めていた、F1レッドブルの来季のシートについて、セルジオ・ペレスに替わりRBのリアム・ローソンの昇格が決定的であると欧州各国メディアが報じている。現地時間12月17日、英スポーツ専門放送局『sky』ドイツ版では、間もなくチームからも正式発表が行われるなどとも伝えられた。 【動画】角田裕毅が果敢なアタックで9位浮上&ローソンがスピンでコースアウトしたシーンを見る この一報を受け、『F1 OVERSTEER』では、レッドブル昇格のもう1人の候補に挙がっていた、角田裕毅に対するF1関係者からの反応を紹介している。 同メディアは、レッドブルの来季のラインナップについて、「2024年末までに何らかの変更が行われる可能性があるようだ」と見通しており、「リアム・ローソンが昇格すると予想されており、これにより、ユウキ・ツノダはもう1年RBにとどまることになる」と綴っている。 また、ローソンの昇格報道に対しての、イギリス人ジャーナリストである元F1ドライバーのティフ・ニーデル氏の見解を伝えており、「ニーデル氏は、ソーシャルメディア上で、ツノダよりローソンを優先させることが正しい選択かどうかについて議論し、レッドブルが日本人ドライバーを起用するのが遅すぎたと考えている」と指摘。 その上で、ニーデル氏のSNS上での投稿コメントを掲載。ニーデル氏からは、「つまり、ローソンになるということだ!ユウキは本当に気の毒だ。レッドブルのやり方なら、彼を起用してシーズンをスタートし、うまくいかなければリアムを昇格させることもできたはずだ」として、角田の昇格を望む言葉が綴られている。 加えて同メディアは、今月行われたアブダビテストで、角田のレッドブルRB20でのドライブがチーム関係者に好評だったことなども振り返りながら、今回の報道に対して言及。「ツノダは、ホンダとのつながりがあることから、将来的にはアストンマーティンのシートを狙っていると見られている。これが、レッドブルが2025年のドライバーラインナップの議論からツノダを除外した決定的要因となった可能性がある」などと論じている。 様々な議論が繰り広げられてきたレッドブルのシートの行方は、果たして決着を迎えたのだろうか。ローソンの昇格は正式発表がまだ行われていないものの、事実であるならば今後も波紋呼ぶことになりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]