就寝時に「暖房」と「電気毛布」ではどちらの方が電気代は高くなる?
電気毛布と暖房のメリット・デメリットは?
電気代では電気毛布の使用が節約になりますが、暖房のメリット、電気毛布のデメリットにはどんなものがあげられるのでしょうか。電気毛布と暖房に関する電気代以外の特徴について紹介します。 ■電気毛布のメリット・デメリット 電気毛布は電気代の他に手入れのしやすさがメリットといえます。50℃以上の熱でダニは死滅するので、電気毛布の高温機能を使えばダニ対策ができます。電気毛布は洗える商品が多いため、手入れも簡単で衛生的に使用することができます。 一方、デメリットは、他の暖房器具と比較して就寝時以外の利便性が低いことがあげられます。電気毛布は電源コードにつないで使用するため、日中も毛布に入ったままという訳にはいかず、家の中で使い続けるのは難しいでしょう。また、家族が多い場合、電気毛布1枚では布団が温まらないので2枚以上必要となる家庭も多いです。 ■暖房のメリット・デメリット 暖房の電気代が高い理由は、電気毛布よりも暖房能力が高く、広範囲に部屋を暖めることができるためです。最近のエアコンは省エネ機能にも注力しているので、他の部屋全体を温めるファンヒーターやオイルヒーターといった暖房器具と比較しても省エネな商品が多くあります。 また、カーテンを閉めて窓からの熱の出入りを防いだり、扇風機で風向きを下方向に変え、天井付近にたまる暖かい空気を循環させたりといった使い方で、設定温度の上げ過ぎも防げます。 一方で、暖房の風は乾燥しやすいです。肌が荒れたり、喉や鼻が乾燥したりすると感染のリスクが高まります。加湿器の使用や、濡れたタオルなどを部屋干ししたりすることで暖房による乾燥を緩和できるでしょう。
日中は暖房を使用し、就寝時は電気毛布を使用する
エアコンの暖房機能と電気毛布では、電気毛布のほうが電気代は8倍近く安くなります。 しかし、電気毛布は乾燥を防げますが、部屋全体を温めることはできません。 そのため日中の寒い時間帯は暖房を使って部屋全体を暖め、就寝時は電気毛布を使用して布団を温めることで、電気代を節約することができます。それぞれのメリットとデメリットを理解して、冬の寒さを乗り越えましょう。 出典 経済産業省資源エネルギー庁 省エネ性能カタログ2022年度版 公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部