【からつボート(モーニング)一般】134期の西岡蒼志 モトクロスが縁の「せっかくの機会」は逃さない
<3日・からつボート・4日目> 【記者コラム・古川達也「たっちゃんのハイタッチ」】 デビュー2期目を迎えた134期の西岡蒼志。初参戦の当地でも、兄・顕心ばりのセンスの良さを発揮している。4日目前半はすごかった。6コースから1周1Mはブイ際を鋭く差して、BSはグイグイ伸びた。2Mで「しっかり舟が返ってきました」と内から好旋回を繰り出し、3着を奪取した。「伸びがいいですね」と46号機の手応えは十分だ。 ピットでは連日、GⅠウイナー山崎郡と話し込む姿が印象的。「せっかくの機会」と目を輝かせて一流レーサーから教えを請うている。山崎はデビュー前にモトクロスで大活躍。そして西岡も、兄・顕心とともにモトクロスに打ち込んでいた。その縁もあって山崎と顕心はつながりがあったそう。
そして蒼志は今節が山崎と初対面。出番が終わるたびに山崎の元へ駆け寄り、「走りはもちろん、考え方など全てを丁寧に教えていただいています」と生き生きした表情で語ってくれた。「何より優しいし、謙虚」と山崎の立ち振る舞いには強く感銘を受けているようで、「心の余裕。強い人は共通してそれがあると思います。そこから見習いたいです」 その姿勢があれば、デビュー初勝利もそう遠くはないはず。「水神祭を目指して頑張ります」。磨きがかかるダイヤの原石の走りから目が離せない。 ▼8R その山崎と蒼志が5号艇、6号艇で登場。山崎がまくる展開なら、蒼志にも初勝利への道が開く。5=6―12。 ▼11R 内堀学、鈴木雅希が握り合って流れれば、ブイ際を突く横田貴満に浮上の目も。1―23―6。