冷蔵庫扉が食事中にヒット、コンセントの場所を間違えた:キッチンリフォーム後悔談
1年前に古い木造平屋をリフォームしたものの…。キッチンのパントリーやコンセントの使い勝手はイマイチ。冷蔵庫のドアをあければ、食事している人にぶつかって窮屈…。そんな残念な経験をしている日刊住まいライターが、自宅キッチンの後悔した点を紹介します。反面教師としてリフォームの参考に。
築45年の木造平屋建てをスケルトンリフォーム
筆者は夫婦と3歳の子どもの3人暮らし。祖父母が暮らしていた築45年の木造平屋建てを譲り受け、スケルトンリフォームしました。現在、住み始めて1年が過ぎたところです。 じつは祖父母宅は、3年前にキッチンだけはリフォームしていました。IHのシステムキッチンを導入していたのです。 そのため、今回のリフォームの打ち合わせでは、まだ新しいそのシステムキッチンを再利用する案も出ました。しかし、筆者が実現したいキッチンにするなら、このタイミングしかないと考え、新しいキッチンに変えることにしたのです。 採用したのは、カウンターつきの対面キッチン。リビングで過ごす家族とのコミュニケーションのとりやすさや、開放感がある点に魅力を感じました。 夫もわりとキッチンに立つタイプなので、夫婦で作業できるように通路は広めに。また、リビングからシンクの雑多な様子がわからないように、カウンターの高さは高めに。憧れだったパントリーも設置して、使い勝手のいいキッチンで作業するのを楽しみにしていました。 しかし、実際に住み始めてみると、後悔するポイントが続出。詳しく紹介していきます。
暮らし始めて気づいたパントリーの使い勝手の悪さ
憧れていたパントリーは、対面キッチンの背後、冷蔵庫横の壁面につくりました。以前の住まいでは、さまざまな場所に保管していた食品類やゴミ袋などの備品。集中して整理整頓できると喜んだのもつかの間、しまい始めたら棚の段数がまったくたりません。 棚と棚の間は、十分な余裕があるというのに…。 工務店との打ち合わせで、担当者から提案を受けたのは5段×2面。「それだけあれば十分だろう」と、あまり深くは考えませんでした。しかし、1段ごとの高さはこんなに必要なかったことがわかりました。 わが家のレトルト食品や調味料ストックの棚は段の高さを約45cmとっています。しかし、レトルトやインスタント食品の出し入れくらいなら30~35cmもあれば十分。どんなものを収納する想定でいるのか、事前にもっと考えておくべきでした。 それより、もっと収納できるよう、段数があった方がよかった…。可動棚なので、棚板と留め具を追加で購入したい、と工務店に相談しています。