軟弱地盤改良、あすにも着手 辺野古移設で政府
政府は28日にも、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設で、軟弱地盤が広がる大浦湾側の地盤改良工事に着手する。 【写真】米軍普天間飛行場の移設先の辺野古沿岸部 林芳正官房長官が27日の記者会見で明らかにした。地盤改良は計4年ほどかかる見通しだ。 工事は、汚濁防止や地盤の排水を目的に海底に砂を敷く作業。その後、金属製のパイプを海底に打ち込み、内部の砂を固めた「砂くい」をつくる。地盤改良は砂くいなど約7万1000本を用いる大規模作業となる。 林氏は「施工実績が豊富な工法で改良を行った強固な地盤の上に護岸を整備し、埋め立てを行う」と説明した。