ディバラがローマ残留の理由語る 「お金を無視することはできない。けれど…」
アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラが、サウジアラビアのアル・カーディシーヤへの移籍が濃厚とされたなかローマ残留を決断した背景を語った。25日、アルゼンチンメディアの『オレ』が報じた。 現在30歳のディバラは、ユヴェントス在籍の7年間で通算115ゴール48アシストを記録し、数々のタイトル獲得に貢献。2022年夏にローマへフリートランスファーで加入すると、ここまで公式戦通算78試合に出場し34ゴール18アシストという成績を残していた。 ローマとの現行契約を2025年6月末まで残していたディバラだったが、今夏にサウジアラビアのアル・カーディシーヤへ移籍する可能性が浮上。3年総額7500万ユーロ(約121億8000万円)の高額オファーで個人合意し、移籍金でもクラブ間合意が間近で、ディバラは既にローマの関係者に別れを告げて、家族とともにサウジアラビアへ向かう飛行機が手配済と伝えられていた。 しかし、その後にディバラは自身のインスタグラムを更新。ローマで過ごした日々を振り返る動画とともに、「ありがとう、ローマ。日曜日に会いましょう」とメッセージを投稿し、実質的な残留宣言を行った。 そんなディバラは今回の決断に関し「家族、妻、街、チーム、そしてアルゼンチン代表に戻る可能性など、多くのことをテーブルの上に置いた。自分の怪我に対しては多くの批判があるけど、気分は良いし、毎日ハードワークに身を捧げている」と語り、様々な要素を比較検討し熟考したことを説明。 続けてディバラは「お金を無視することはできない。けれど、他にも考慮すべきことがたくさんあるんだ。友人である代理人も、僕の状態の良さを評価してくれた。代理人が移籍で多額の手数料を稼ぐつもりだったというのは真実ではない。彼にとって、最も重要なことは僕の幸せとローマに残留するという決断だった」とサウジアラビアからのオファーがあったことを示唆しつつも、自身の幸せが決断において重要だったことを明言した。
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