今回の外遊では、マレーシアの首相夫人との交流や、現地で活躍する日本人女性との懇談などを予定しています。 ■安保・経済で連携強化へ、マレーシア・インドネシア訪問 熊崎風斗キャスター: 9日～12日にかけて国際会議以外で石破総理としては初めての外国訪問になります。行き先はマレーシアとインドネシアで、それぞれ首脳会談を行う予定となっています。マレーシアとは安全保障分野に関して、インドネシアとは経済分野に関して、二国間関係を強化する狙いがあるという内容になっています。 井上貴博キャスター: 「トランプ氏が大統領に就任する前に、トランプ氏があまり関心を示していない東南アジアを選んだ」という声も聞こえてきますが、この狙いとタイミングについては? TBSスペシャルコメンテーター　星浩さん: マレーシアはASEANの議長国ですから、そことちゃんと話し合いをしておこうということ。インドネシアは東南アジア地域の大国ですから、そこと基本的なところを固めておこうということ。 本丸はトランプ氏といつ会談するかですが、2月の中旬くらいを狙っているそうです。就任式が20日にありますが、そこに岩谷外務大臣を派遣して色々と調整を進めようと手を打っているようですね。 ■新年度予算案 “年度内の成立”は?「103万円の壁」の行方は? 熊崎キャスター: 今後の国内の動きについても見ていきます。 1月24日に通常国会召集予定ですが、焦点としては新年度予算（総額115兆円超）が年度内に成立できるかです。年度内の成立を確実にするには、3月2日までに衆議院を通過させ、参議院での審議に入らなければいけません。 それから「103万円の壁」の行方です。与党は2024年12月20日、「税制改正大綱」で103万円から123万円に引き上げることを決定。国民民主党は、引き続き178万円までの引き上げを主張しています。 そんな中、8日に自民党の森山幹事長は「財源の裏付けのない話はしてはいけない」と国民民主党をけん制しました。今後どういう動きになってくるのかというのもポイントの一つになってきます。