キャッシュレス化で「財布」の使い方も変化した?キャッシュレス派に人気の財布の特徴を紹介
キャッシュレス化が進む中、財布の使い方が変化してきています。以前は収納力が重視されていましたが、現在は現金を持ち歩く機会が減ってきているため、カードの収納のしやすさやセキュリティ機能の重要性が高まっているようです。 今回は、キャッシュレス化による財布の使い方の変化や、キャッシュレス派の方に人気の財布について解説します。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
キャッシュレス化によって財布の利用頻度が減少している
経済産業省のデータによると、2023年のキャッシュレス決済比率は39.3%に到達し、前年比よりも3.3%増加している結果がでています。 キャッシュレス化の影響をうけて、財布の使い方にも変化が生じているようです。MAMORIO株式会社の財布に関するアンケート調査によると、キャッシュレス化によって財布を使用する頻度が減ったと回答した人は55.4%にのぼります。 全体の25.4%もの人が、将来的に財布が不要なるとも回答しており、キャッシュレス化により、財布の役割が大きく変化していることが分かります。
キャッシュレス派に人気の財布の特徴
ここからは、キャッシュレス派に人気のある財布の特徴を3つをご紹介します。 ■デザイン性の高いミニマル財布 MAMORIO株式会社の財布に関するアンケート調査によると、財布を選ぶ際に最も重視するポイントは、「デザイン」と答えた人が38.8%にのぼります。財布は、現金やカードを持ち運ぶだけではなく、見た目を重視している方が多いようです。 その中でもキャッシュレス派が選ぶ財布は、ミニマルなシルエットが主流となっています。洗練されたデザインだけでなく、スマートな開閉メカニズムやカードの取り出しやすさを考慮した角度設計など、機能性にも優れている特徴があります。 また、スーツの内ポケットやミニバックに違和感なく収まるミニマルな財布は、ポケットに入れてもシルエットが崩れることがなく、使い勝手がよい点もおすすめポイントです。 ■収納力がある薄型財布 収納力がある薄型財布も人気のようです。必要最小限のカードと少額の現金を効率的に収納できる設計の財布となっている点が、キャッシュレス派から支持を得ている理由の1つでしょう。メインのカードケースのほかに、外側にもポケットがついている財布もあり、交通系カードや電子マネーでの支払い時でもストレスなく使用できます。 MAMORIO株式会社の財布に関するアンケート調査でも、財布を選ぶ際、最も重視するポイントとして、「デザイン」に次いで「容量・収納力」が重視されています。このことからも、現金使用が減少傾向にある一方で、複数のカードを収納できる機能性は依然として重要視されていることが分かります。 ■セキュリティ機能つきの財布 キャッシュレス化が進む中で、カードの使用頻度が増えることから、スキミング防止機能を搭載している財布も検討するとよいでしょう。RFID/NFCブロック機能は、電磁波をブロックする特殊な素材を使用し、非接触型決済カードの情報を保護してくれます。 片面のみにブロック機能を搭載することで、必要なときだけカードの読み取りが可能となり、改札やキャッシュレス決済時の利便性を損なうことなくセキュリティを確保できるでしょう。
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