【レッスルダイナスティ】IWGPタッグ王座はヤングバックスに流出 内藤&ヒロムが挑戦に意欲
新日本プロレスとAEWらの合同興行「レッスルダイナスティ」(5日、東京ドーム)で行われたIWGPタッグ王者チーム決定戦3WAYマッチは、米国・AEWのヤングバックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)が制し第106代王者に輝いた。 昨年の「ワールドタッグリーグ(WTL)」を制した内藤哲也&高橋ヒロム、「ユナイテッド・エンパイア」のグレート―O―カーン&ジェフ・コブとの3WAY戦は、一瞬も気が抜けない目まぐるしい攻防の連続となった。コブにEVPトリガーを狙ったヤングバックスだったが、これをキャッチされると眉山で2人まとめて投げ飛ばされる。それでもマシューはヒロムを味方につけておいて合体雪崩式ブレーンバスターをコブに発射。そのヒロムにはトラ―スキックを浴びせるなど試合巧者ぶりを発揮した。 マシューが内藤のデスティーノを浴びてしまったものの、オーカーンのカットによって九死に一生を得る。お返しとばかりに内藤に合体技EVPトリガーを見舞ったが、またもオーカーンのカットが間に合いなかなか決着がつかない。 ならばとオーカーンに狙いを定めたヤングバックスは、合体のトラースキックを発射。最後は合体技メルツァードライバーをさく裂させて大混戦をものにした。 2018年10月以来、実に6年3か月ぶりにIWGPタッグ王座を奪回したマシューは今後について「俺は東京が大好きだ。大阪にも行きたいな。大きな大会があるよな。もしかしたらオファーがあるかもしれないな」と言及。ニコラスが「どうなるか分からないけどな」と慎重な姿勢を見せつつも、2月11日大阪大会での防衛戦が浮上した。 一方でベルト奪取を逃した内藤は「昨日のダメージがなかったわけじゃないけど、言い訳にできない。するつもりはないし。WTL優勝チームとして3WAYマッチを行って、負けは負け。悔しいですよ」と悔しさをあらわに。ヒロムは「簡単にすぐにリマッチと言いたくないし、でもチャンスが転がってたらつかみたい気分ですよ。新年早々東京ドーム2連戦、俺は何の結果も残せていない。WTL優勝チームと、世界最高と言われるヤングバックスの試合、見たいんじゃないかな? 俺はやりたいかな」と、王座挑戦に意欲を見せていた。
東スポWEB