手のひらサイズになった「Mac mini」も登場! 新しいM4搭載Macはどこが変わった?
アップルが自社で設計するApple M4チップのファミリーを「M4 Pro」と「M4 Max」にも拡大しました。そして11月8日には、M4チップを載せた新しいMacが発売を迎えます。そのなかから今回は、デザインが大きく変わったMac miniを中心に、オールインワンデスクトップのiMacとモバイルノートのMacBook Proの魅力に迫ります。 【写真】大幅に小型化されたMac miniの縦横サイズは12.7cm。iPhone 16 Proと比べるととてもコンパクトなのが分かり、省スペースでの設置が実現できます
■一段と小さくなったmini。省スペース設置に最適 Mac miniは、2023年2月に発売したM2、M2 Pro搭載機以来のアップデートです。価格は、M4チップ搭載機が94,800円から、M4 Proチップ搭載機が218,800円から。それぞれ、豊富なカスタマイズのためのオプションが選べます。スタンダードなM4チップ搭載機は、メインメモリの最低容量がM2搭載機の倍となる16GBになったことも嬉しい進化のポイントです。
M4搭載Mac miniは、本体の高さが約1.42cmほど大きくなりました。代わりに、縦横サイズが7cmずつコンパクトになっています。デスクトップのスペースが有効活用できます。
電源ボタンが本体の背面から底面に移動しています。Mac miniをヨコ向きに置くと、確かに電源を投入する度に本体を少し浮かせなければならないので面倒ですが、タテ置きにすると今まで以上にボタンの位置が見やすく、押しやすくなります。
コンパクトなMac miniは、ケーブルの引き回し方などを工夫すれば、デスクトップの上により目立たないように「隠して置く」こともできるミニPCです。本体+ディスプレイ+マウスにキーボードが一気に揃うオールインワンのiMacの魅力に対して、Mac miniの醍醐味はユーザーが好みや用途に応じてさまざまな周辺機器とのコーディネートが楽しめることです。Macにデザインを寄せたボーズの新しいBluetoothスピーカー「Bose SoundLink Home speaker」を側に置いてみると、デスクトップが華やかになりました。 さらに、M4搭載Mac miniはフロント側に2つのUSB-Cポートと3.5mmヘッドホンジャックを設けました。Mac miniとして初の試みです。筆者は、よくMacで音楽を聴いたり映画を観るので、フロント側で手軽にヘッドホンを抜き差ししたり、ハイレゾ対応のUSBヘッドホンアンプの着脱ができるようになった「オーディオが楽しいMac mini」に物欲をそそられています。