手のひらサイズになった「Mac mini」も登場! 新しいM4搭載Macはどこが変わった?
筆者は日常、本格的な動画・音楽関連にMacを使うことがありません。そのため、ワークロードが高い作業に対するMac miniの反応を調べ切れていませんが、新しい排熱構造を採用する本体は常時とても静かでクールでした。 初期セットアップの際、「移行アシスタント」を使ってM4 Proチップ搭載のMacBook ProからMac miniに仕事環境を移行しました。Thunderbolt 5コネクタを搭載するデバイス同士を直結すると、約250GBものデータが15分前後で“お引っ越し”が完了したことも感動的でした。
■据え置きマシン、miniとiMacのどちらを選ぶ? Mac miniは“本体のみ”のマシンです。別途ディスプレイや周辺機器を揃えるのが面倒という方には、液晶一体型のiMacをおすすめします。反対に、ディスプレイはゲーミング用、デザイナー・クリエイター用のものを選んで、使い慣れたキーボードやマウスで仕事環境を整えたいという方はMac miniを選ぶべきです。 HDMI端子も搭載しているので、Mac miniを仕事環境からリビングルームに移動させて、大画面テレビやプロジェクターに接続してシアター鑑賞にも使い倒しても良いと思います。これから数年の間にmacOSやApple Intelligenceのアップデートが繰り返されても、いま最先端のM4チップ搭載機を手に入れておけば安心です。 iMacは10コアCPU/GPU構成のM4チップと、Thunderbolt 4ポートを4基搭載する上位モデルをベースにカスタマイズした実機を試しました。本体色はブルーです。
今年のM4搭載iMacは、8コアCPU/GPU構成のM4チップを搭載する下位モデルにも同じ全7色のカラバリがあります。価格は3.6万円ほど安くなりますが、ギガビットEthernetも含めて外部接続ポートが少ないことを考えると、少し奮発して上位のM4搭載iMac(10コアCPU/GPUの)を長く使い倒す方がお得感が得られそうです。 M4搭載iMacも、メインメモリの最低容量が16GBからスタートします。アップルが昨年11月に発売したM3搭載機は8GBからでした。そして、同梱されるアップル純正のMagic Keyboard、Magic Mouseの充電用端子が、ようやくLightningからUSB-Cに変わりました。最新のiPhone、iPadやAirPodsと統一され、環境がすっきりできます。 ■絶対に付けたいNano-textureガラスのオプション M4チップが10コア構成の上位モデルのiMacには、パネルへの映り込みを抑える「Nano-textureガラス」が選べるオプションとして追加されました。プラス3万円のオプションです。M4搭載iPad Proとは異なり、大容量ストレージのモデルを選択しないとNano-textureガラスが選べないといった“縛り”もありません。