飲食店内のBGM「最小限に」 大声防止対策で尾身会長が提案
政府の新型コロナウイルス対策分科会の尾身茂会長は25日、記者会見し、「BGMが流れるとどうしても会話の声が大きくならざるを得ない」と指摘し、飲食店内で客が大声を出さないようにする工夫の1つとして店内に流れるBGMの音量を最小限にすることなどを提案した。
尾身会長は他にも、体調の悪い人や濃厚接触者の人が飲食店の予約をキャンセルしやすくする仕組みを設けることも提案した。 さらに、「会食を含めて、感染のリスクは人数が増えるほどリスクが増える。食事も5人の方が2人よりも、4人の方が1人よりも感染リスクが高くなっているのは色んなデータが示している」と指摘。飲食店では、複数人で来店するグループについては同居している家族を除き4人までとする工夫も提示したほか、「換気がこれからますます重要になってくるというふうに考えている」と店内の換気についても言及した。 二酸化炭素の濃度がどのくらいの水準であれば感染対策になるのか、を示すエビデンスはないとしつつも「産業衛生というか工場とかで使われている基準を越えないような換気(の実施)や収容人数を調整する」ことを提案した。