ドームから360度の眺望を楽しめる客車、ビールの試飲会も 日本語を話すスタッフも乗務、カナディアン乗車記④ 「鉄道なにコレ!?」【第60回】
ファラージさんは「バンクーバー周辺にはあちこちにビール醸造所があるので、ビールが好きな方には醸造所巡りがお薦めです」と語りかけた。 終着駅のバンクーバーで下車する前に個室寝台で身支度をしていると、息子が「何か書いた絵はがきがあるよ」と言う。受け取った絵はがきには「カナダを巡る魅力的な旅でお会いできてとても良かったです。私のイベントに積極的に参加してくれてありがとうございました」などとファラージさんからの心温まるメッセージがしたためられていた。 文面の反対側はカナディアンが走るカラー写真で、ファラージさんが扉の下から差し入れてくれたのだと気づいた。車内で再会する日を楽しみにしながら、往年のヒット曲「カナダからの手紙」ならぬ「カナディアンからの手紙」を大切に持っている。 ※「鉄道なにコレ!?」とは:鉄道と旅行が好きで、鉄道コラム「汐留鉄道倶楽部」の執筆者でもある筆者が、鉄道に関して「なにコレ!?」と驚いた体験や、意外に思われそうな話題をご紹介する連載。2019年8月に始まり、ほぼ月に1回お届けしています。ぜひご愛読ください!