俊敏な動きで川崎の攻撃に立ち向かうアイザイア・マーフィー

◇ドルフィンズ”新鮮組”５人衆（２）　ＰＧ／ＳＧアイザイア・マーフィー（２６）＝背番号５ 　りそなＢ１リーグ中地区の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ（名古屋Ｄ）に今季から新たに加わった５人の新戦力を紹介する。２人目は昨季チャンピオンシップを初制覇した広島から加入したアイザイア・マーフィー（２６）。 　昨季Ｂリーグの頂点に立った経験を引っ提げ、ドルフィンズにやってきた。「名古屋Ｄのハイペースでインテンシティー（プレー強度）の高いバスケットと僕のスタイルが合うと思っていたので、ずっと興味があった」。過去４季、敵として対峙（たいじ）してきたドルフィンズのバスケットに魅力を感じていたという。 　「オールラウンダー」を自負し、「走れるし、守備もウイングで強くガードできるし、リバウンドも取れる」とアピール。長所が異なる選手たちをつなぐ”接着剤”として、「ほかの選手の個性を補完し、チームが一丸となれるように一生懸命やりたい」と意気込む。 　父は米国人で母は日本人。沖縄県で生まれ、主に米国で育った。登録名と米国名のアイザイア・マーフィーのほか、榎本新作という本名を持つ。憧れの選手は米プロＮＢＡのロサンゼルス・レイカーズ一筋で活躍したスーパースターのコービー・ブライアントで「子どものころから彼みたいになりたいと思っていた」。好きな言葉は「Ｂｅ　ｈａｐｐｙ（明るくいこう）」。日米のハイブリッドは笑顔を絶やさない陽気な性格で、すぐにチームになじんだ。 　ゴルフが趣味で、オフはボールをクラブに持ち替えてラウンドへ。「ベストスコアは９８。もちろん９ホールじゃなくて１８ホールでね」と笑う。広島ではタクシー移動が主だったといい、名古屋に来て人生で初めて地下鉄を体験。「すごくおもしろかった。交通ＩＣカードまで買っちゃって、結構ノリノリで地下鉄を楽しんでいるよ」 　　　　◇　　◇　　　 　梶山信吾ゼネラルマネジャー（ＧＭ）のひと言メモ　彼はドルフィンズに来たがってくれていた。本当にナイスガイ。