じつは年金世代こそ、家のモノを減らすチャンス!片付けアドバイザーが教える「モノを手放すメリット」と「モノを増やさないコツ」
年齢を重ねると、片づけがおっくうになるという話も聞きますが、実は年金世代はモノを減らす大チャンス。現役世代と生活が変わり、日々の暮らしに合わなくなるモノがたくさん出てくるからです。 【写真】辛酸なめ子のリアル断捨離レポ/靴下やヒートテック、食器、化粧品…大人のおもちゃは買い取り可能? たとえば仕事で使っていた革靴やスーツ、重いバッグは出番がありません。役目を終えたモノから家を出し、新しい人生を軽やかいきましょう。そんな片づけのメリットと成功のコツを『かんたん年金家計ノート2025』より片づけアドバイザーの石阪京子さんのコラムからご紹介します。
●モノを片づけると、自分の時間が増える!
家にモノが多いと、管理に時間がかかりますね。入りきらないものを収める棚を買えば、お金を使うことに。一方片づいた家は掃除もしやすく、探し物も減るため、驚くほど時間ができます。せっかく自由を手に入れた年金世代。片づいた暮らしで、時間もお金も、今度こそ自分のために使いませんか? 現役時代に「時間がない」と諦め、先送りにしていた「夢」を実現させるのは今なのです。
●片付けることで自分の「買い物のクセ」がわかる
モノを手放すと、買い物の失敗を減らせます。「2回しか着ていないこの服、高かったのよね」「使っていないけど、限定品だし」としまい込んだモノ。そのままにしておくと、収納に場所をとるだけでなく、「使わないモノを買っている」ことに気づけません。使わなかったモノを手放すのは心が痛みます。しかし「どういうモノを買うと失敗するのか」自分のクセがわかり、次の買い物に活かせます。
●片付けは、人生で「正しい選択」をするための特訓
家の片づけでは、大量のモノと向き合います。いままで「捨てられない」「決められない」人だったあなたも、膨大な「捨てるか」「残すか」の判断を迫られます。実はこれが、片づけに留まらず、人生のあらゆる物事に優先順位をつけていく「特訓」に。片づけを通して優先順位をつける力が養われると、人生で大きな決断が必要な場面で「自分にとって正しい選択」ができるようになるでしょう。