最も集客したクラブは? Jリーグ観客数ランキング11~20位。J1~J3全60クラブで人気があるのは?【2024年】
17位:京都サンガF.C.
本拠地:サンガスタジアム by KYOCERA 収容可能人数:2万1623人 平均入場者数:1万3535人 京都サンガF.C.の2024シーズンにおける1試合平均観客数は1万3535人だった。昨シーズンの1万3229人からは微増したものの、波のある1年となった。 シーズン序盤、京都は不振が続き、一時は最下位にまで低迷した。特に本拠地・サンガスタジアム by KYOCERA(サンガS)で勝てず、今シーズンのホーム初白星は第18節の北海道コンサドーレ札幌戦まで待つことになった。このような不調が影響し、前半戦の1試合平均観客数は1万1045人と伸び悩んだ。 しかし、後半戦に入るとチームは一気に調子を上げ、観客の熱気も戻った。シーズン途中に加入したラファエル・エリアスが大きな起爆剤となり、観客動員にも変化が見られた。 後半戦のハイライトは、第31節のガンバ大阪戦で、2万323人の観客を動員して今シーズン最多を記録した。このほか、ヴィッセル神戸戦(1万9082人)、浦和レッズ戦(1万8730人)も大きな盛り上がりを見せ、2万1623人収容のサンガSはほぼ満員の状態となった。 特に第20節以降のホームゲーム10試合の平均観客数は1万5357人を記録し、前半戦の平均を大きく上回った。後半戦はピッチ上と観客動員の両面で、京都は大きな変化を遂げたシーズンだった。 前半戦は不安が漂った時期も見られたが、期待の高まりとともに客足が戻り、チームはJ1残留が決定。来季は、後半戦の勢いをシーズン全体に拡張できるかが注目される。成績の向上とともに、観客数のさらなる増加を目指したいところだ。
16位:ジュビロ磐田
本拠地:ヤマハスタジアム 収容可能人数:1万5165人 平均入場者数:1万3817人 2024シーズンのJ1リーグを18位で終えてJ2降格が決まったジュビロ磐田は、1試合平均観客数が1万3817人だった。 シーズンを通して下位で苦しんだ磐田が最も多くの観客を集めたのは、8月11日の鹿島アントラーズ戦だった。この試合は5万889人収容のエコパスタジアムで開催され、3万2995人の観客が詰めかけた。特別イベントも行われたため、他の試合を大きく上回る動員数となった。 また、8月15日の浦和レッズ戦もエコパスタジアムで開催され、2万861人が来場した。 そのほかのホームゲームは、1万5165人収容のヤマハスタジアムで開催された。本拠地で最多動員を記録したのは、開幕戦のヴィッセル神戸戦で1万4778人が入場。J1復帰初戦ということもあり、ファンの期待感が高まったが、残念ながらその後はこの観客数を超える試合はなかった。 ただ、ヤマハスタジアムの収容可能人数を考慮すると、大幅な増加は不可能で、連日ほぼ満員というのは十分な成果と言えるだろう。 磐田の観客動員を評価する上では、J1とJ2を行き来している状況も考慮する必要がある。2022シーズンもJ1で戦ったが、新型コロナウイルスの影響で観客数が制限されていたため、比較対象としては不適切だろう。 そのため、2019シーズンの1試合平均1万5277人が参考値となりそうだが、この年はエコパスタジアム開催が3試合あり、特に清水エスパルスとの静岡ダービーでは3万1144人の観客を動員している。そのため、2019年と2024年の観客動員を単純に比較するのは難しい。 2025シーズンは再びJ2で戦うことになる磐田。カテゴリーを下げても同等の観客数は維持したいところだ。