最も集客したクラブは? Jリーグ観客数ランキング11~20位。J1~J3全60クラブで人気があるのは?【2024年】
15位:北海道コンサドーレ札幌
本拠地:大和ハウス プレミストドーム(札幌ドーム) 収容可能人数:3万8794人 平均入場者数:1万7086人 北海道コンサドーレ札幌は、2024シーズンのJ1リーグを19位で終え、9年ぶりにJ2への降格が決定した。それでも、1試合平均観客数は1万7086人を記録し、昨シーズンの1万6086人から1000人増加させた。順位は低迷したものの、観客動員は堅調だったと言えるだろう。 しかしながらシーズンの前半戦は観客動員に苦戦。開幕戦では浦和レッズと対戦し、2023シーズンに3万人超を記録した同カードだったが、今シーズンは1万8942人にとどまった。 その後も振るわず、前半戦の平均観客数は1万4593人にとどまった。低調なスタートが観客動員にも影響を与えた形だ。 それでも、第19節の横浜F・マリノス戦で2万6677人のシーズン最多動員を達成すると、その後は安定して多くの観客が入った。第26節のアビスパ福岡戦、第35節のセレッソ大阪戦でも2万人超えを達成し、最終的には昨シーズンの平均を1000人上回った。 その大きな要因と考えられるのはチームの成績だ。札幌は開幕から第6節まで1分け5敗とスタートダッシュに失敗し、その後も調子が上がらなかった。第15節から第22節にかけては8連敗を喫し、シーズン中盤はファンの期待を大きく裏切る結果に終始している。 一方で、可能性を感じられる時期もあった。夏にDF大崎玲央などを獲得したことが功を奏し、前半戦を終えた時点での成績は2勝5分12敗で最下位と苦しい状況だったが、後半戦は7勝5分7敗と盛り返した。J1残留は果たせなかったが、信じて応援を続けるファンがスタジアムに足を運んだ結果、観客動員が安定したと言えるだろう。 なお、2024年8月1日からは、大和ハウス工業株式会社とのネーミングライツ契約により、本拠地の名称が「札幌ドーム」から「大和ハウス プレミストドーム」に変更された。 2025シーズンはJ2での戦いが待ち受けているが、後半戦の盛り上がりを維持し、早期のJ1復帰を目指すことになる。