【速報】「紀州のドン・ファン」13億円遺産巡る裁判 親族側の訴えを棄却 「全財産を田辺市にキフ」の遺言書は有効
「紀州のドン・ファン」と呼ばれた男性の遺産を巡る遺言書について親族が無効を求めた裁判で、和歌山地裁は親族側の訴えを棄却しました。 2018年に死亡した和歌山県田辺市の資産家「紀州のドン・ファン」こと野崎幸助さん(当時77)が「全財産を田辺市にキフする」と書いたとされる遺言書について野崎さんの親族は無効を求めて提訴していました。 田辺市によりますと野崎さんの遺産は現金や有価証券などで少なくとも13億2000万円に上り、土地や建物、絵画などもあります。
これまでの裁判で、親族側は「走り書きをしたような文字で記載され自身の意思に基づいて作成されていない」と主張していて被告となった遺言執行者や田辺市側は訴えの棄却を求めていました。 筆跡が野崎さんのものかどうかについては、親族側が別人のものとする鑑定結果を田辺市側が本人のものとする鑑定結果をそれぞれ3件ずつ提出しています。 和歌山地裁は21日の判決で、「親族側が提出した筆跡の鑑定結果は採用しがたい」「遺言書の体裁や内容を検討したところ、野崎さんが署名し、末尾に押印したとみるほかない」などとして、親族側の訴えを棄却しました。 一方、死亡した野崎さんからは覚醒剤が検出されていて、元妻の須藤早貴被告(28)が殺人の罪などで起訴されています。
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