巡査が無断欠勤で東京ディズニーランドへ 兵庫県警が処分 借金400万円「お金の指導が嫌になった」
上司の生活指導に嫌気が差し、仕事を辞めるため、無断欠勤して東京ディズニーランド(TDL)に遊びに行ったとして、兵庫県警は22日までに、神戸市内の警察署で地域部門に勤務していた20代の男性巡査を本部長訓戒処分とした。神戸新聞社の情報公開請求で分かった。 【写真】駐車禁止場所に覆面パトカー、通行人が110番 県警によると、巡査は昨年8月ごろからブランド品の購入やゴルフ、スノーボードなどの遊興に充てるために約400万円の借金を重ねた。今年6月に上司に打ち明け、返済の助言を受けていたが、次第に辞職を考えるようになったとされる。 10月1日に届け出なく欠勤し、連絡も取れないため、県警は巡査の捜索を開始。スマホのGPSなどをたどり、翌2日午前にTDL近くのホテルから交際相手と出てくるのを発見したという。 県警の聞き取りに、巡査は「プライベートに踏み込まれ、お金の指導をされるのが嫌になった」などと説明。「無断欠勤をすれば辞められると思った」とも話し、処分を受けた10月31日付で依願退職したという。