高木豊さん、人的補償でヤクルト→楽天移籍の21歳内野手に言及「三木監督がいいチョイスをしたのかな。よく見ている」
大洋(現DeNA)、日本ハムでプレーした高木豊さんが8日、自身のYouTubeチャンネルに新規投稿。楽天が国内FA権でヤクルトに移籍した茂木栄五郎内野手(30)の人的補償として、小森航大郎内野手(21)を獲得したことについて言及した。 右投げ右打ちの小森は宇部工高(山口)からドラフト4位で2022年にヤクルトに入団。昨季は2軍で110試合に出場し、打率2割5分2厘、2本塁打、23打点。24盗塁でイースタン・リーグの盗塁王となり、1軍でも4試合に出場した。 高木さんは「特徴とすれば、足が速いということ。去年からスイッチヒッターに挑戦している。有望視されていたと思うけど、楽天に引き抜かれた」と語り、「若いからいろいろなことに挑戦できる。ヤクルトにいる場合に山田哲人がいる、村上がいる、長岡成長した、武岡がおるとか、いろいろなことを考えると、チャンスはないことはないけど薄いかな。21歳のスイッチに挑戦している選手を楽天は取っていかないんじゃないかなという駆け引きもあったと思う」と分析した。 また三木新監督の戦い方にも触れ、「四つ相撲ではなく、いろんな形で相手を崩していく。そのために一枚、足が欲しかったのかな」と解説した。 小森の打撃については「打ち方を見ていると癖がない。コンパクトにうとうとしているし、形的には持っている選手。(楽天は)左バッターは目立って、いい選手がいる。ただ、右がバランス的に少し足りない」とチーム状況を踏まえて指摘。「三木監督がいいチョイスをしたのかな。よく見ている。小森にとってはすごいチャンスをもらえる気がする。使い勝手のいい選手というか、三木監督とタイプが多分似ていると思う。そういう感性を教えてもらうと、うまく育つ気がしてならない。チームの中心ではないような選手だけど、絶対いなきゃいけないような選手っている。そういう選手に育っていくような、スパイスの効いたようなそういう選手になるかな」と楽天での活躍を期待した。
中日スポーツ