冨安健洋の〝放出論〟が再燃 負傷再離脱で逆風「売却すれば、より強い選手を獲得できる」
イングランド・プレミアリーグのアーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋(26)の放出論が、さらに強まってきた。クラブは来年1月の移籍を決断すべきだというのだ。 冨安は2021年夏の加入から実力を高く評価されてきた一方で、負傷の影響でフル稼働できない状況が続く。今季もケガでの出遅れから10月に一度は復帰したものの、再び負傷離脱した。このとき、複数の現地メディアは「クラブは遅かれ早かれ彼の移籍を積極的に検討すべきだ」などと指摘。計算の立たない選手は放出すべきというわけだ。 そんな中、英メディア「グーナー・トーク」は「プレーしたときにチームを失望させたことはなく、おそらくチームで最も優れたディフェンダーである」と強調しながらも、来年1月の放出を支持する。「可能なら冨安を売却すべきだ。チームを去るのは非常に残念なことだが、売却すれば、より強い選手を獲得することができる」。 冨安がプレーできるところを示せば、来年1月の移籍市場でオファーが来るとし、移籍金1980万ポンド(約38億円)で加入した経緯から「アーセナルが3年半前に支払った1980万ポンドに近い金額で売却できるなら、そのチャンスをつかむべき」と主張。実際、イタリア1部のインテル、ユベントス、ナポリなどの関心が報じられている。 いまのところミケル・アルテタ監督の信頼は変わらないとされるが、冨安への風当たりは確実に強くなってきた。
東スポWEB